【燃費】ホンダ ヴェゼル(ガソリン)燃費レポート/永田恵一(5/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部
ホンダ ヴェゼル(ガソリン)燃費レポート【総評】
ホンダ ヴェゼル1.5Lガソリン 総合燃費/16.9km/L
ヴェゼルのガソリンモデルは、ヴェゼルハイブリッドが持つ予想外の速さのような飛び抜けた部分こそないものの、ハイブリッドと約20%差という低燃費やよくまとまったコンパクトSUVであることが確認できた。
ここで、一番肝心ともいえるヴェゼル 1.5Lガソリンとヴェゼルハイブリッドの損得勘定を計算してみよう。
比較対象を1.5Lガソリン、ハイブリッドともにXグレードのFF車とすると、車両価格は1.5Lガソリン/206万7,428円、ハイブリッド/241万7,143円と約35万円の価格差がある。
さらに細かく計算すると、ハイブリッドのみに装着される装備として燃費が悪化するようなアクセルワークを抑制するリアクティブフォースペダル、パドルシフトがあり、この2つの金銭価値を3万円、エコカー減税も1.5Lガソリンが取得税80%、重量税75%減税、ハイブリッドが免税という違いがあり、トータルすると購入時の価格差は約29万円といったところだろう。
1万kmあたりの燃料代をテストで記録した総合燃費で計算すると(レギュラーガソリンの価格はリッター165円で仮定)、1.5Lガソリン/約7万9,000円、ハイブリッド/9万8,000円となり、1万kmあたりのガソリン代はハイブリッドが1万9,000円安いことなる。ということは約29万円の価格差を燃料代で元を取るには15万km近く走行する必要がある。
ハイブリッドカーは売却する時にガソリン車より高く売れるという側面もあるので、処分時に差額を縮められる可能性も高いが、燃料代を含めた生涯コストを安くするためだけにハイブリッドを買うというのは長い目で見ても1.5Lガソリンより安く付かない可能性が高いのではないだろう。
という訳で、ヴェゼルを選ぶ際には「ハイブリッドに乗ってみたい」「ハイブリッドの速さを魅力に感じている」といった付加価値を求めるならハイブリッドも良いが、特にこだわりがなく経済性で選ぶならば1.5Lガソリンを勧めたい。
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