マツダ 新型アクセラ15S(ガソリンモデル)燃費レポート/永田恵一(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一/オートックワン編集部
マツダ 新型アクセラ15S(ガソリンモデル)燃費レポート【高速道路編】
新型アクセラは、車格ではVWゴルフが代表的な車種となる、欧州でいう「Cセグメント」に属する。
「Cセグメント車が搭載するパワーユニットは?」と問われれば、ガソリンエンジンならば小排気量ターボか1.8リッター~2リッターのNAエンジンあたりであろうか。
もし、そう考えるとしたら、今回試乗した新型アクセラの1.5リッターエンジンでは「パワーが足りないのでは」と思ってしまうかもしれない。
私的にもそういった憶測はあったのだが、実際に新型アクセラを走らせてみると(速さを感じることはなかったが)、高速道路の合流や追い抜きでの加速も「ジワジワ」とスピードが乗り、一人乗車で勾配が比較的フラットな高速道路を走っている限り、パワー不足を感じることはなかった。
15Sのセダンで車重が1,270kgに対し、最高出力は111馬力とスペック的に目を引くものはないにも関わらず、動力性能に関してネガティブな印象を受けなかったのには2つの要因があると思う。
1つは、6速ATのセッティングだ。
6速AT自体のギアレシオは1.5リッター、2リッターともに共通だが、1.5リッターは「車格、サイズ、車重に対してエンジンが小さい」という懸念に対応してなのか、ATのファイナルギア(最終減速比)が約7%加速重視のものとなっていること。
さらに、エンジン音が快音というと大げさだが、活発で元気なものであるためキックダウンでエンジン回転数が高まっても耳障りではなく、人で例えれば「能力はそれほどでもないけど、キビキビと動いている」という“一所懸命さ”のようなものを感じられることが挙げられる。
ただ、ファイナルギアを加速重視のものとしている副作用なのか、6速の100km/hのエンジン回転数は(正確には読めなかったのだが)、2,200~2,300rpmと最近の車としてはちょっと高めである。
高速道路での実燃費は「19.0km/L」と「これだけ走れば納得」と思える数値を記録した。
「巡航中のエンジン回転数がさらに低く抑えられればさらに燃費も延びるのでは」とも感じたが、ATの段数を増やすことが莫大な投資が必要なことであることを考えると(しかもまだ作られてから新しいATである)、このセッティングが落としどころなのだろう。
アクセラセダン15Sの高速道路の実燃費/19.0km/L
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