スバル インプレッサWRX STI A-Line 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:原田 淳
インプレッサWRX STIにATモデル「A-Line」登場
これまでインプレッサWRX STI(以下STI)はMTしか選べず、STIのルックスや走りに憧れていても、購入を断念せざるをえなかった人も少なくないはず。一方で、ランエボやGT-R、欧州の高性能車を見渡しても、このところ2ペダルMT化が進んでいる。
スバルも研究を進めているようだが、まずは、とにかくAT免許で乗れるSTIを、ということで登場したのが「A-Line」だ。
搭載されるATは、パーツとしてはレガシィ等とまったく同じで、制御のみ専用となる。そしてエンジンは、MTと同じ2Lのツインスクロールターボ付きのEJ20ではなく、2.5Lのシングルスクロールターボ付きのEJ25とされた。
排気量では約500cc上回るEJ25だが、スペックは逆転していることに注目だ。性能を突き詰めたEJ20は、最高出力が227kW(308ps)/6,400rpm、最大トルクが422Nm(43.0kgm)/4,400rpmであるのに対し、ATのEJ25は、同221kW(300ps)/,6200rpm、350Nm(35.7kgm)/2,800~6,000rpmとなる。STIに相応しい性能と、ATと相性のよいフラットなトルク特性を得るには、EJ25のほうが適任だったというわけだ。
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