旧型オーナーがガチ試乗! 三菱 新型 アウトランダーPHEVはどこが進化した!?(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:和田清志
オーナー視点のキビシイ目で新型を斬る!
三菱自動車が基幹技術と位置付ける”プラグインハイブリッド”システムを搭載した主力モデル「アウトランダーPHEV」が、2017年2月に一部改良を実施した。燃費偽装や日産との資本提携など、ニュースには事欠かないここ最近の三菱だが、肝心の商品の話題には乏しかった。そんな中登場した新型アウトランダーPHEVは、いったい何が変わったのか。自らアウトランダーPHEVを所有する自動車評論家、国沢光宏氏がさっそく試乗。その違いをオーナーの視点から鋭く斬る!
ゴーン体制となった新生・三菱、その主力モデルが”気合い”のモデルチェンジ
ゴーンさんの会長就任で生まれ変わろうとしている三菱自動車工業ながら、車両の開発には時間が掛かる。ゴーン体制で新たに企画されたモデルの登場には、最短で1年+α必要。ということで、今回発表された新型「アウトランダーPHEV」の年次改良は、新体制と関係なし。
されど気合いが入ってます。
そもそもこれまで、ビッグマイナーチェンジでも試乗会を行わなかった。今回は電子装備のアップグレードと、ビルシュタイン社製ダンパー装備の”S Edition”グレード追加という”年次改良”なのに、開発担当の技術者も集め試乗会を開催している。確かにアウトランダーPHEVのような優れたクルマを売らなければ、三菱の明日は無い。
自動ブレーキの性能が大幅に進化した
早速試乗してみましょう。
まず最大の「いいね!」が自動ブレーキ”FCM”(Forward Collision Mitigation system:衝突被害軽減ブレーキ)のグレードアップである。
従来は、ミリ波レーダーだけ使うタイプだったため、自動車など硬いモノしか認知できなかった。しかも絶対的な性能は超低く、10~20km/hという限られた速度域でしか自動停止出来なかったほど。
しかし今回の年次改良で、トヨタやスズキと同じコンチネンタル製のレーザー+単眼カメラ式を採用してきた。
この新システム、停止している車両に対しノーブレーキ進入で40km/h。歩行者も30km/h程度なら自動停止可能。試乗会場で試してみたら、従来型の100倍くらいの性能を確認出来た。
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