東京~鹿児島1540kmを無給油で走破!/メルセデス・ベンツ Sクラスにディーゼルハイブリッドが新たに追加
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
もはや「ひとり勝ち」! メルセデスの勢いが止まらない
メルセデス・ベンツの快進撃が止まらない!
続々と登場するニューモデル攻勢がいずれも好調。2015年上半期にはフォルクスワーゲンの販売台数を上回り、輸入車首位を獲得した。
コンパクトカークラスのラインナップ充実や新型Cクラスの登場が主な要因とされるが、最高級サルーン「Sクラス」も負けてはいない。2014年1月から12月の1年間で約6500台の販売を記録。輸入車高級セダンクラスの中でこの台数は、もはや全体の9割を占めるほどの「ひとり勝ち」状態なのだ。
そんな中でも、メルセデス・ベンツ日本は攻撃の手を休めない。Sクラスにまた新たなラインナップを追加した。
◎参考:■メルセデス・ベンツ、新規登録台数が過去最高で輸入車No.1に[2015年7月6日/自動車ニュース]
最高級サルーン「Sクラス」にまた新たなラインナップが追加された!
メルセデス・ベンツ Sクラスは2013年のフルモデルチェンジ以降も「S550 プラグインハイブリッド」や「Sクラスクーペ」、「メルセデス・マイバッハ Sクラス」など、次々にラインナップを拡充してきた。
そして2015年8月27日、国産・輸入車ともに日本で初めての採用となる「クリーンディーゼル・ハイブリッド」モデルを、このSクラスに追加する。モデル名は「S300h」。
直列4気筒 2.2リッター「BlueTEC」直噴ディーゼルターボエンジンと、電気モーターによるハイブリッドシステムを搭載し、V8ガソリンエンジン車並みの高トルクと、「20.7km/L」の低燃費性能を両立させた。
JC08モードも上回る脅威の低燃費「25.6km/L」をマークした!
さて、V8並みの高トルクとコンパクトカー並みの低燃費を両立させたディーゼルハイブリッド「S300h」。その性能をアピールする特別企画が実施された。タイトルは『ディーゼルハイブリッド 1540kmチャレンジ』。
S300hが燃料満タンでスタートし、途中給油を行わずに九州最南端の鹿児島県・佐多岬から東京・六本木のメルセデス・ベンツ コネクションまでのルート、1540kmを走破するというものだ。S300hのJC08モード燃費20.7km/Lを70リッターの燃料タンク容量で掛けた「机上の走行可能距離」1449kmを90kmも上回るロングランである。
自動車ジャーナリストの石井昌道さんらドライバー数名が交代で運転し、21時間46分で走破した結果・・・平均燃費25.6km/Lをマークした!
しかもゴール時、燃料タンクにはまだ15%の軽油が残っていたという。さらに270kmほど余計に走行出来る計算だ。
この磐石な体制を切り崩すライバルは、果たして現れるのだろうか・・・
特に高速道路等での長距離走行の多いユーザーにとって、高性能で、かつ低燃費なディーゼルハイブリッド S300hはかなり魅力的に映るはず。しかもハイオクガソリンと比べ燃料代も安い軽油を使用し、エコカー免税100%にも適合するなど、トータルコストの安さも見逃せない。
こうしてますます磐石な体制を固めるSクラス。果たしてこれを切り崩すライバル車は現れるのだろうか。
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
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