メルセデス・ベンツ G63 AMG 6x6[6輪駆動] 試乗レポート/今井優杏(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:島村栄二・メルセデスベンツ ジャパン
デカい! とにかくデカい! 異様な迫力に圧倒されまくり
異様な迫力! こんな存在感を目の当たりにすることなんて、フツウに生活してたらそうそう巡り会えない。まあ強引に例えるなら、公園で『普通サイズの』プードルと出逢ったときみたいな感じかな。や、誤解のないように言っておくけど、あのマダムがよく連れているようなトイプードルじゃなく、ちょっとした子牛くらいのサイズのアレのことである。普段ちっさいヤツばっか見てるからか、出会うたびにギョッとしてしまう不思議なスケール感だ。思わず『デカッ!』と声に出してしまう感じ。
「メルセデス・ベンツ G63 AMG 6x6」は、私にとってまさにそんなイメージ。こんな弩級の堅牢さを誇る小山のような『ヨンク』・・・じゃなくて『六駆』にプードルのたとえもないだろうとは我ながら思う。だけどやっぱり目の前にするとその、思わず『デカッ』と声に出してしまう周囲に馴染まないサイズ感を、フルサイズのプードルに街角で急に出会ったときのそれに似ているなあと感じざるを得ないんである。なんしか、デカイ。だって、なんてったってどでかい37インチ(!)タイヤが6本も装着された、全長あわや6mに届くかというモンスターカーなのだもの。
ホンモノのプロユース、軍用車や防弾仕様車(!)の技術がテンコ盛り
G63 AMG 6×6は、伝統の高級オフローダー「Gクラス」に、特殊車輛技術をじゃかすか投入した特別なモデルだ。先述の通り3軸6輪を持ち、全長約6m、全幅2m超え、全高は約2,3mと、まさにぎょっとするほどの見上げる大きさ。G63 AMGと同じ5.5リッターV8直噴ツインターボエンジンに7速ATの組み合わせで、最高出力544ps、最大トルク760Nmを発生する。
そして、この辺に萌えモエしちゃうひとはかなり多いと思うんだけど、リアルにミリタリー直系技術が投入されているのが個人的にもアツい。
六輪駆動のドライブトレーンはオーストラリア軍などに納入している軍用技術の転用だし、また防弾仕様車の技術をベースにしたのは新開発のポータルアクスル(高い!そして場所を取る!)、サスペンションも防弾仕様車で使われている強化コイルスプリングが採用されている。どれももちろん極限状態の現場に対応する技術だから、走破性の向上への貢献を今更言及するまでもない。
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