片岡龍也/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(1/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
片岡龍也選手の愛車は、20インチを履くレクサスGS430!
今回のゲストは2009年GT300クラスシリーズチャンピオン、片岡龍也選手!
#19・レーシングプロジェクトバンドウにて、チームタイトルとドライバータイトルの2冠を達成されました。
タイトルを勝ち取った、最終戦での10周にも及ぶ攻防戦が記憶に新しいところです。IS350でレースを制した片岡選手の愛車はレクサスGS430!
まだタイトル獲得の喜びの熱冷めやらぬ中、明るい表情でインタビューに答えて下さいました。
―GS430を選んだ理由を教えて下さい
僕はレクサスのドライバーなので、レクサスは絶対条件でした。その中でクルマを選びをしていた当時、レクサスにはIS、GS、LSという選択肢があったんですが、LSはちょっと大人っぽすぎるし、ISだとサイズが小さすぎるし、ということでちょうど中間のGSにしました。
―GSの中でも430を選ばれたのはどうしてですか?
大排気量でトルクも太いからです。実は350でもパワー的には十分なんですが、サーキットへの移動などでとにかく高速道路で長距離移動をする、というシーンが多いので、トルクが太いほうが楽だと思って。年間3万キロ弱は走ってますからね。
さらにGSにはハイブリッドという選択肢もあって迷ったんですが、ハイブリッドだと性質上ラゲッジスペースが狭いんですよ。レースのときも遊びに行くときも荷物をたくさん積めたほうがいいな、ということを考えてガソリンエンジンにしました。
―年間3万キロですか!
そうなんですよ、だからクルマの中で過ごす時間が多い分、インテリアの質感もポイントですね。GSにはレザーシートが入ってますが、これはちょうどいい硬さで疲れにくいんです。シートヒーターとシートクーラーも入ってますから、夏も冬も快適です。
―確かに、夏場の黒レザーシートは異様に暑いですよね。
油断したらビチョビチョになりますからね(笑)。しかもレザーシートはなにげに掃除がラクなのもいいです。
―GSの前は何に乗られていましたか?
トムス仕様のゼロクラウンです。レーシングチームでもあるトムスのコンプリートカーですね。その時はカタログにもトヨタのTチューンというものがあったんです。本当はそういうコンプリートカーがGSにもあればよかったんですが、なかったのでノーマルのオプションのエアロを付けて、HKSの車高調を入れて、ホイールはレースでもお世話になっているウエッズさんのもの、タイヤはアドバンスポーツを履いています。20インチです。
―20インチですか。そんなにインチアップしちゃったらロードノイズを拾ったり、ハンドル持っていかれたりしませんか?
意外と大丈夫なんですよ!まあロードノイズは多少拾いますけど、だけどもともとレクサス自体がとても静粛性の高いクルマなので、僕は逆に少し拾ったくらいの方がスポーティに感じます。“走ってる感”があるというかね。
―どうして車高を下げるんですか?
見た目です!絶対見た目!クルマを持ったら必ずやるのはホイールとアシを変えて車高を落とすっていうチューニングです。下げすぎると下品になるし街中で段差などがあったら不便だから、ちょうどいいカッコイイところを探す作業が一番楽しいですね。
―安定性やコーナリングなどのためではなくて?
いや、最近ノーマルの足も安定性が高いですから、車高が高いからって不安定感はないですよ。でもレースをやってるのでね、クルマは低い方がカッコイイってのはハズせない。
―確かにレーシングカーはロー&ワイドでカッコイイですもんね
うん、でも実は車高って、タイヤとタイヤハウスのすきま、あのクリアランスをどうするかで印象がめちゃくちゃ変わるんですよ。タイヤを大きくすれば、タイヤハウスの隙間がなくなるから車高を変えてなくても低く見えるんですよね。
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