ホンダ N-WGN カスタム イラスト試乗レポート/遠藤イヅル(1/3)
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:茂呂幸正・オートックワン編集部
「日本の新しいベーシック」「ほんとうに良いもの」を目指した意欲作
ホンダは2011年、新しい軽自動車「Nシリーズ」の第一弾としてハイトワゴン「N-BOX」「N-BOX+」を送り出し、大ヒットを飛ばしました。翌年には、かつての名車「N360」をモチーフにした愛らしいデザインの「N-ONE」も追加し、こちらも販売は好調です。
そして2013年、最新のNシリーズ「N-WGN(エヌ ワゴン)」が登場しました。ライバルはズバリ「スズキ ワゴンR」や「ダイハツ ムーヴ」といった”王道”の軽。強豪に対抗すべく、ホンダの長年の小型車造りの経験と実績、知恵、技術を惜しみなく投入し、「日本の新しいベーシック」「ほんとうに良いもの」を目指した意欲作となっています。
軽自動車はサイズや排気量に制約がある分、広くすることもパワーを増すことも困難です。しかし市場からは燃費、装備、デザイン、使い勝手など、ありとあらゆる面から困難な要望に応えることを求められています。
そんな中、満を持して投入された王道の軽「ホンダ N-WGN」は、これらの要件を高い次元でバランスよくまとめたクルマに仕上がっていました。様々なユーザーの声に対応すべく、ノーマルのN-WGNとドレスアップした「N-WGN カスタム」の2つのスタイルを用意。カスタムは内外装をクールかつアグレッシブ、ワイルドに装っていますが、N-WGNが持つ高いレベルのユーティリティ、使い勝手や利便性がまったく失われていないのが好ましいところです。
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