ホンダ フィットハイブリッド 試乗レポート/松下宏(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:オートックワン編集部
モーターの存在を意識させない、洗練されたフィーリング
10月8日に発表されたフィットハイブリッドは、CR-Zやインサイトなどと同じハイブリッドシステムである「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」方式が採用されている。
IMAにおけるモーターの役割は、あくまでもエンジンのアシストだ。その為、他のホンダのハイブリッド車と同じようにイグニッションを回すとエンジンが始動する。さらに、発進はエンジンだけを駆動力とし、その後の状況に応じてモーターが加速をアシストしていく。
巡航からアクセルを踏み込んでいくと、じんわりとモーターの力が加わってくるのだが、フィットハイブリッドではこのアシストの効かせ方がとても穏やかで、モーターの存在を意識させないほど自然だ。かつてのシビックハイブリッドなどで体感した様な加速感とは、まるで異なる味付けがされている。
少し強めにアクセルを踏み込んでも、瞬間的に加速するのではなく、なだらかに加速が盛り上がっていく。知らず知らずのうちに速度が上がっている、という感覚である。
これまでのホンダのハイブリッド車に比べても、走りはかなり洗練された感がある。
逆に、時速40km/h~80km/h位の定速走行から徐々にアクセルを緩めていくと、アクセル開度が4分の1程度になったところからEV走行モードに入った。EV走行では、エンジンを使わずにモーターのみで走行する。
フィットハイブリッドでは、他のハイブリッド車に比べて車両重量が軽いというメリットを生かし、EVモードで走れる領域や時間を拡大させたという。
インパネにあるマルチインフォメーションメーターで「エネルギーモニター」を表示させていると、EV走行中はメーター内部に小さくEVの文字が浮かび上がり、EV走行に入ったことが分かる。
フィットハイブリッドのメーターは、インサイトと同じ「アンビエントメーター」が採用されており、燃費の良い走り方のときにはメーター照明が「グリーン」になり、燃費の悪い走り方をしているときには「ブルー」になる。
また「ECONモード」が設定されているのもインサイトと同じで、スイッチオンのときにはメーターに葉っぱのマークが表示される。
フィットハイブリッドでは、プリウスのようにドライバーの意志により自由にEVモードにして走ることは出来ないものの、アクセルワークを上手に行えばかなりの距離をモーターのみで走行することが出来るだろう。
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