日産 高規格救急車 新型「パラメディック」に緊急試乗!|20年ぶりのフルモデルチェンジでハイエース独占に“待った!”(3/3)
- 筆者: 中込 健太郎
- カメラマン:MOTA編集部・日産自動車
高規格救急車「パラメディック」って、実際に日産のお店で購入できるの?
質疑の時間で参加者から飛びだしたのが「新型パラメディックは、一般人が購入はできるのか?」というもの。確かに気になります。必要か必要でないかは別として、どうなのでしょうか。
結論としては「購入はできるがこのままでは登録はできない」ということだそうです。緊急車両ですので、赤色灯があります。そういったからみがあって、むやみやたらに登録はできないことになっています。自治体や、病院などは可能ですが、個人では、このままの状態で所有し乗ることはできないとのことでした。しかし地元のディーラーで、見積もりを取り、購入すること自体はできるのだそうです。「だからと言って、業務を煩わせてもいけませんので、むやみやたらに見積もりを取るようなことは是非控えていただきたいですね。」と日産自動車では話します。ちなみに標準仕様の価格は14,569,200円(消費税込)、だそうです。ご参考まで。
世の中ではクルマ離れが進んでいるといいます。乗用車ならそれも、クルマを購入し所有しようとする人だけの問題にすぎません。しかし今回、はたらくクルマ取材会に登場したクルマたちは、いずれも生活そのものにすでに深く入り込んでいます。興味の有無とかでなく、こだわりの性能の数々で私たちの暮らしを陰ながらしっかりと支えてくれている、なくてはならない大切な存在です。大げさに言えば、今回はそんなクルマの神髄に触れる大変貴重な体験をさせていただきました。
先代同様にパラメディックベースのキャンピングカーも欲しいところ
しかしそこで思ったのは、この新型パラメディックのベース車両でキャンピングカーを作ったら、さぞ魅力的なモデルできるのではないだろうか、ということ。もちろんパラメディックは待ったなしの車両だから、その生産能力を超え、優先順位を変えてまですることはないでしょうが、せっかくのいい素材、ベース車両。いろいろと活かして欲しいと素直に感じたものでした。あ、その際には、モーターショー参考出品車だけに搭載していたリチウムイオンバッテリーもぜひお願いします。
[筆者:中込 健太郎/撮影:MOTA編集部・日産自動車]
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