【エコカー補助金】補助金終了後にクルマを買うのは損?
- 筆者: 清水 草一
【エコカー補助金】補助金終了後にクルマを買うのは損?
エコカー補助金には、新車購入の場合に支給される10万円と、13年超の古いクルマを廃車にして新車を購入した場合の25万円(軽自動車を買う場合はそれぞれ半額)の2種類がありました。
たとえば今、自分名義の13年超の愛車がある場合は、さすがに補助金が終了した直後に新車に買い換えると、「まるまる25万円損した~!」という気分になりますよね。
ディーラーとしても、そこまで古いと下取り査定額は基本的に0円ですから、それを25万円以上で取ってくれる可能性は、とっても低いです。
と言っても、泣いてもわめいても補助金は終わってしまったわけですし、いずれ買い換えるなら今買っても「損」ということはないわけですが、しかし心理的な「損した!」感はヒジョーに高くなってしまいます。
そういう場合は、次の車検まで今の愛車に乗り続けたほうがいいんじゃないでしょうか。実際のソントクより、あくまで自分の気持ちの整理の上で、ということですが。
では、13年超の愛車がない場合はというと、実質的な「損」はほとんどないと断言できます。
補助金の額は10万円。「新車を買うと10万円戻ってくる!」というのは、背中を強く押してくれる材料でしたが、しかし終了すればクルマの売れ行きが落ちるのは誰もがわかっていることで、ディーラーとて指をくわえて眺めているはずはありません。
トヨタ自動車は、「エコカー補助金終了後、1台あたり5万円の販売奨励金をディーラーに支給する方針」と報道されています。メーカーとしても、あまりに急激に販売が落ち込むと工場の稼働率が急低下することになりますから、できるだけ抑えたいのです。
ディーラーはディーラーで、自社の利益を削って常に値引きをしているわけで、エコカー補助金終了後は、値引き幅は当然大きくなるはずです。
つまり、補助金終了の反動が来ている今は、いい条件が提示される可能性が高いので、逆に買い時であるとも言えるのです。とりあえずディーラーに見積もり依頼してみたらどうでしょうか。
MJブロンディの「ひとりごと」
エコカー補助金は終わりましたが、エコカー減税はまだ継続中で、期限は平成24年3月31日まで(自動車税と自動車取得税)および、同24年4月30日まで(自動車重量税)です。
「どーせクルマを買うなら1年半以内に」というのは、今後の目安になるでしょう。
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