【左足ブレーキ】アクセルもブレーキもなぜ右足で操作するの?

  • 筆者: 清水 草一
  • カメラマン:オートックワン編集部
【左足ブレーキ】アクセルもブレーキもなぜ右足で操作するの?
イメージ画像:日産 GT-R specVのアクセル・ブレーキペダル 画像ギャラリーはこちら

【左足ブレーキ】アクセルもブレーキもなぜ右足で操作するの?

日本では大部分のクルマがオートマチックですよね。そもそもオートマチック車はペダルがふたつしかないのだから、例えばアクセルは右足、ブレーキは左足で踏んだほうが合理的じゃないでしょうか。

今はF1マシンも、そうやって運転していると聞いたことがあるのですが、どうなのでしょう。

その疑問、私「MJブロンディ」がお答えいたします!

イメージ画像:日産 GT-R specVのアクセル・ブレーキペダル

現在のF1は、すべてセミオートマチック。クラッチペダルはないので、よりすばやくペダルを操作するために、F1ドライバーたちはアクセルを右足、ブレーキを左足で踏んでいます。

こうすると、アクセルからブレーキへ足を踏み替える必要がなく、その分速く走れますし、アクセルを踏みながらブレーキでクルマの姿勢を変える、といった高度なテクニックも使えるんです。

でも、一般ドライバーには左足ブレーキはオススメしません。なぜならパニック時、アクセルとブレーキの踏み間違えを起こす確率が、飛躍的にアップしてしまうからです。

人間はパニック状態になると、思わず全身に力が入り、足を突っ張ってしまいます。左足ブレーキを使っていると、「危ない!」と思った瞬間、左足でブレーキを踏むと同時に、右足でアクセルも一緒に踏んでしまう確率が高いという調査結果が出ています。

ブレーキとアクセルを同時に踏むとどうなるか?

答えは「停止距離が大幅に伸びる」です。ピンチの時にこんなことが起きたらマズイですよね。F1ドライバーのような運転のプロたちはともかく、我々一般ドライバーは、いざというときの安全性を考えて、右足でアクセルとブレーキを踏み分けておくべきでしょう。

MJブロンディの「ひとりごと」

実はこの私も、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまったことがあります。

レース中に思い切り追突された時のこと。その時、私はすでに加速態勢にあったので、アクセルを踏んでいたのですが、激しい衝撃に襲われてパニックになり、そのままブレーキのつもりでアクセルを床まで踏んでしまったんです!

ああ、人間ってこういうことをしちゃうんだなぁ、と痛感しましたよ。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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