[特別企画]雅やかなボルボ、XC90 T8 AWDで巡る京都の町並み(2/4)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:小林岳夫
2020年までにボルボ車が関わる交通事故死亡者や重傷者ゼロを目指す[VISION 2020]
ボルボといえば何よりも<安全>をイメージする方も多いだろう。
>>[VOLVO XC90 T8 AWDで巡る古都・京都]フォトギャラリー
ボルボは2020年までに、新しいボルボ車での交通事故死亡者や重傷者をゼロにすることを目指す[VISION 2020]を掲げ、万が一の事故でも乗員のみならず歩行者や被・衝突車をも守ろうとする技術、そしてまず、事故を未然に防ぐ技術を高め続けている。
その思想の根源にあるのはやはり<人に対する優しさ>だ。
創業時から揺るがない「ボルボの設計の基本は常に安全でなければならない」という思想
ボルボの創業者、アッサル・ガブリエルソンとグスタフ・ラーソンは「車は人によって運転され、使用される。したがってボルボの設計の基本は常に安全でなければならない。」と語った。その<人中心の思想>は、今もなおボルボの根底に流れている。
それはなにも安全性能だけに限らない。例えば人間工学の専門家らと共同で開発した快適なシート設計だったり、居心地の良いインテリアデザインだったり、冒頭にも述べた雅やかなエクステリアデザインだったりする。そうした全てがボルボの優しさへと結びついているのだと、街で見かけるたびに、そして乗るたびにしみじみ感じさせられるのだった。
実際、[VISION 2020]の成果は着実に上がってきている。先ごろ公的機関から発表されたデータによれば、2009年から2015年に日本国内で登録されたボルボ車において、自動ブレーキシステム装着モデルとそうでないモデルで、交通事故件数が69%も少ないことが証明されたというから凄い。
かつて市内を縦横無尽に路面電車が走っていた名残か、広々として快適そうにも思えるが、車線の移動も多く、一見さんには難敵な大通り。そしてひとたび曲がれば一転、古地図の頃のまま現代まで続いてきたであろう狭く入り混じった裏路地。京都市内のいずれにおいても、XC90はその大柄なボディからすれば、思いのほか走らせやすかったことも改めて記しておきたい。これもまたひとつの立派な安全性能のひとつだ。
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