ボルボ C30 試乗レポート/松下宏(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:柳田由人
マイナーチェンジでフロントマスクを大胆に変更
ボルボのエントリーモデルであるC30がマイナーチェンジを受けた。C30はボルボが若いユーザーを想定して全く新しいコンセプトの上に開発したモデル。
S40/V50系の基本プラットホームをベースに、3ドアハッチバックのボディを持つ。大きなガラス製ハッチバックドアのデザインが印象的で、C30を選んだユーザーの選択理由になっていた。
ただ、ボルボはエステート(ステーションワゴン)を中心に人気を集めてきたクルマだけに、C30は従来のボルボ車のイメージからするとちょっと変わったクルマという印象もあった。
結果的にこのようなクルマがボルボのラインナップの中にあるとの認知が広がらなかったのも実情だ。
C30は2007年7月に日本に導入され、2008年にもパワートレーンとグレード体系を変更する改良を行っているが、今回のマイナーチェンジではフロント回りのデザインを中心に外観を大きく変更することで、存在感を高めると同時にバリエーションを整理した。
外観デザインで大きく変わったのはフロント回りだ。
従来のデザインはS40/V50系との統一性を図ったためか、前からくるC30を見たときに、C30だかS40/V50系だか分からなかった。そこで今回はひと目でC30と分かるようなデザインへと大きく変更され、C30ならではの際立つ個性が表現された。
切れ長の形状をしたヘッドライトのデザインは、ほかのメーカーのクルマでも採用例が増えているが、ボルボもC30でこのタイプのヘッドライトを採用してきた。
またフロントグリルはC30専用のハニカム形状のものとされると同時に、グリルの中央に配置されるアイアンマークは、最近のほかのボルボ車と同様にサイズが大型化された。
オプションのアクセサリーパッケージを選択すると、フロントスキッドプレートやサイドスカッフプレート、フォグランプ回りの縁取りなど、さらに個性的な外観が用意される。
特にフォグランプの縁取りが強烈なインパクトを与え、大胆なイメージに変身する。
インテリアは基本的な造形に変更はないが、ボルボならではのフローティングセンタースタックの部分に、スウェーデンのハグストロームギターの風合いを取り入れたオイスター・バーストがオプション設定されたほか、カラーリングの選択肢を増やすなどの変更が加えられた。
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