国産コンパクトSUVにとって脅威の存在に!?「VW クロスup!」[詳細解説](1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:阿部昌也
ここへきて輸入車の販売比率がアップした理由とは
日本は長年にわたり「海外メーカーに冷たい国」とされていた。
いわゆる自動車先進国は、少なくとも30%前後は海外メーカー製の輸入車を買うが、日本の場合、小型&普通乗用車の輸入車比率は7~8%と低かった。それが最近になって、輸入車比率が少しずつ高まりはじめた。2014年には日本で売られた小型&普通乗用車の11.2%が輸入車になった。
この背景には、小さなクルマに代替えするダウンサイジングがある。
日本車では軽自動車の比率が増えて、小型&普通乗用車が減り、そこに輸入車が入り込んだ。なので軽自動車まで含めた総市場になると、相変わらず輸入車比率は6~7%だが、小型&普通乗用車に限れば10%を超えるわけだ。
とりわけ近年では、「VW(フォルクスワーゲン)ゴルフ」「メルセデス・ベンツ Cクラス」が一新され、同じメルセデス・ベンツではAクラス、GLA、CLAなども投入された。
今後はクリーンディーゼルターボがボルボ V40などに続いてVW ゴルフやVW パサートにも設定され、300~400万円前後の比較的求めやすい価格帯を中心に輸入車の勢いがさらに増しそうだ。
となれば次の段階として、輸入車はコンパクトカーの市場にも入り込むだろう。代表はVW。かつて輸入Cセグメント(ミドルサイズのハッチバック)はゴルフの独壇場だったのに、今では前述のメルセデス・ベンツ Aクラス、BMW 1シリーズ、アウディ A3などが魅力を高め、価格も割安になってユーザーを奪い合う。
VWの最上級車種は日本国内ではパサートで、BMW 3シリーズなどと競うから、コンパクトな車種を充実させた方が効率は良い。
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