フォルクスワーゲン トゥアレグハイブリッド 試乗レポート/小沢コージ(4/4)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:佐藤康彦
トゥアレグの半数がハイブリッドになる可能性
当然、周辺機能も良く出来ていて、それこそ日産のアラウンドビューモニターと同様の、視野360°を可能とする「アラウンドビューカメラ」が全車標準装備され、追従機能付きオートクルーズ機能の「ACC」や「レーンキープアシストシステム」「レーンチェンジアシストシステム」まで付けられる。
要するに盛り沢山なのだが、ここで言いたいのは「もはやハイブリッドは日本だけのものじゃない」ということだ。
確かにトヨタ的で魔球のようなハイブリッドはパテント的に無理だが、このVW流高級ハイブリッドは、日産フーガと同等の出来で、既に差はない。あるとすれば、素性の良さが出てしまうことぐらいで、その点ではVW車の方が有利と言える。
実はVWジャパンは、日本において、トゥアレグの約半分をハイブリッド仕様で占めたいと思っている。さすがに誇張気味ではあるが、それだけ可能性があり、それだけ日本がハイブリッドに感化されているのを知っているのだ。
一方、ヨーロッパでは約9割が高性能なクリーンディーゼルで占められる。この対応力の幅は日本車にはない。こうやって日本人が一部特化したハイブリッド技術に酔っている間に、世界はどんどんその技術力の差を詰めてきているのだ。
うかうかしていられない、一番だと浮かれている間にあれよあれよと追いつかれる。本当にそう思わされるVWのハイブリッド技術と、新型トゥアレグであった。
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