フォルクスワーゲン XL1 試乗レポート(2/3)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン
エクステリアもインテリアもVWらしさが漂う
最新市販モデルたちと共通イメージのフロントマスクを採用したことで、Cd値(空気抵抗係数)がわずかに0.186という空力ボディにも関わらず、しっかりと“VWの作品”に見える。
それと同様に、インテリアにもVW車らしい雰囲気が色濃く漂うのは、ダッシュボードの造形や質感、それに各スイッチ類のデザインなどが、やはりすでに一般市販されているVW各車のテイストと共通ゆえ。
ちなみに、そんなXL1は徹底的な軽量化を追求したモデルでありつつも、ナビゲーションシステムやエアコンなどの“豪華装備”は標準採用。このあたりにも、市販化に向けての香りが強く漂うというわけだ。
想像以上に強いクリープ力や発進加速は、走行可能距離が35kmというプラグイン充電による“電気自動車モード”が終了した後も基本的に電気モーターが担当している。
さらに、ある程度速度が高まったり深くアクセルを踏み込んだ際にはエンジンがパワーを上乗せするというのは、すでに多くの市販ハイブリッドカーが採用するのと同様の制御ロジックだ。
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