フォルクスワーゲン 新型ポロGTI 海外試乗レポート/桂伸一(2/3)
- 筆者:
- カメラマン:フォルクスワーゲングループジャパン
爽快な加速でいともあっさりと「200km/hオーバー」に達する
と、試乗の前にポロGTIの概要について。基本はコンパクトなポロのボディに環境対応のハイパフォーマンス直噴エンジン、1.4TSIツインチャージャーを搭載。
180ps/250Nmの出力を7速DSGで引き出し、0-100km/h加速「6.9秒」、最高速は「229km/h」に達しながら、燃費は最高値で「16.9km/L」、CO2排出量は「139g/km」に抑えられる。その動力性能をナマで感じた後に、省エネ度を知ると、驚かずにはいられない。
エンジン性能に対応して15ミリ低い車高にハードなサスペンションや、215/40R17にサイズアップしたタイヤ、派手な赤いキャリパーを含むブレーキ容量の拡大。控えめなエアロパーツ類もGTI専用品という、走行性能に拘ったスペシャルモデルだ。
さらに、伝統の赤いフチ取りのグリル、チェック柄のシート、GTIのロゴが飾られた内装が与えられている。
低回転は「スーパーチャージャー」で、中~高回転を「ターボ」で過給して大量の空気を強制的に送り込む1.4TSIエンジンの威力は、実に爽快だ。
空港からアウトバーンに合流するループで、まずは小手調べ。ステアリング操作と同時に鼻先からコーナーのインに向かい、アールを嘗めるようにトレースする。
急激に高まる横Gを受けながら、100km/h(!)と驚くべき旋回速度を可能にするところにGTIのキャラクターが見える。まるで4WDか、と思わせるほど路面を捉えた安定姿勢でコーナリングしながら本線に合流する。
ターボの威力で底力のあるトルクが立ち上がり、体をシートバックに押し付ける。
変速ショックも変速時間もほぼ無いに等しい7速DSGが、加速力を一瞬たりとも途切れさせず、5速207km/hに達して6速にシフトアップ。あっさりオーバー200km/hで巡航を始める。それもディーゼルのような重低音サウンドを響かせて!!
ポロGTIはもちろんガソリン直噴エンジンだが、そのサウンドはゴルフGTIのように抜けの良い軽快なものとは違って“ディーゼル”感覚だ。
何故なのか、と、ニュル24時間レースに出場中のDrウルリヒ・ハッケンベルグ副社長に尋ねると、「欧州には“ディーゼル・スポーツ・サウンド”と呼ぶ独特の音色があり、ポロGTIは、敢えてゴルフGTIとは違うサウンドにチューニングしました」という。
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