装備・価格バランスはアルヴェルやオデッセイなど国産ミニバン並に!「VW 新型ゴルフトゥーラン」[徹底解説](2/3)

装備・価格バランスはアルヴェルやオデッセイなど国産ミニバン並に!「VW 新型ゴルフトゥーラン」[徹底解説]
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プラットフォームは現行ゴルフにも採用されている「MQB」

さて、前置きが長くなってしまったが、本題の新型「フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン」である。

初代モデルは、日本国内では2004年に発売された。プラットフォームなどは5代目ゴルフがベースだから(現行ゴルフは7代目)、数回にわたる改善を受けたものの設計の古さが目立っていた。

エンジンは直列4気筒の1.4リッターで、ターボとスーパーチャージャーを併用するタイプ。フォルクスワーゲンの小排気量ターボでは初期のエンジンに位置付けられる。こういった点を、2代目となる新型ゴルフトゥーランは大幅に改めた。

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まずはプラットフォームだが、現行ゴルフから採用が開始されたモジュールコンセプトの「MQB」による設計だ。

幅広い車種に効果的に採用され、コストの低減も可能にした。外観は従来のゴルフトゥーランと同様、全高を1,700mm以下に抑えたワゴン風のミニバンに位置付けられる。後席のドアもスライド式ではなく横開き式だ。

それでも先代型に比べてボディが拡大され、全長は4,535mm、全幅は1,830mm、全高はTSIトレンドラインが1,640mm、TSIコンフォートラインとTSIハイラインは1,660mmになる。

先代型に比べると、130mm長く、35mm広く、10~30mm低い。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2,785mmだから、先代型に比べて110mm長くなった。最小回転半径は5.5m。ホイールベースの拡大に伴って、先代型の5.3mに比べて大回りになる。

国産のミニバンでは、全長が4,600mm以下で全幅が1,800mmを超える車種は見当たらない。4,535mmの全長はウィッシュやプレマシーよりも短く、1,830mmの全幅はヴェルファイア&アルファードやオデッセイと同程度だ。

フォルクスワーゲン 新型ゴルフトゥーラン

2,785mmのホイールベースはウィッシュやプレマシーよりも長いから、新型ゴルフトゥーランは、前後のオーバーハング(ホイールからボディが前後に張り出した部分)が短い。ホイールがボディの四隅に設置された形状で、視覚的な安定感が高い。とはいえ日本のユーザーとしては、やはりワイドな全幅が気になるだろう。

車両重量は1,560kg。ボディを拡大して装備も充実させながら、先代型に比べて20kg軽い。国産ミニバンでいえば、ステップワゴンやセレナよりも軽く、ヴォクシー&ノアと同程度だ。

レイアウトし易く実用的なシートアレンジ

フォルクスワーゲン 新型ゴルフトゥーラン

内装ではインパネが水平基調にデザインされ、優れた操作性と見栄えの良さを両立させた。

シートアレンジは実用的で、3列目に加えて2列目と助手席も背もたれを水平になるまで前方に倒せる。助手席側に長い荷物を積めるスペースを確保しながら、右側の2/3列目シートを使って乗員が座るなど、乗車人数と荷物の量に応じたレイアウトの調節がしやすい。

このほか2列目を前方に向けて簡単にスライドさせ、3列目の乗降性を向上させるイージーエントリー機能も採用した。

この時には2列目の背もたれが前方に倒れ、座面の前側も下がるので、リアドアの間口を広く確保することが可能だ。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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