シリーズ最強の「ゴルフR」より過激!?「VW ゴルフ GTI クラブスポーツ ストリートエディション」試乗レポート(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:島村栄二
“オーバーブースト”では相当な速さながら、その乗り味は「シビックタイプR」とは対照的
説明はこのあたりにして、試乗と行きましょう。
マニュアルモードを選び、アクセルを踏む!するとどうよ!速いです!そらそうだ。
前述の通り10秒間だけ過給圧が上がる。参考までに書いておくと、0~100km/h加速は5.9秒!つまりずっと「オーバーブースト」状態のままということです。シフトアップ時の「ばふっ!」という音がカッコ良い!
VWの凄さはハイパワーターボなのにアクセルレスポンスが良いこと。WRCやレースでエンジンを鍛えているからなんだろう。この手のターボエンジンにありがちな「乗りにくさ」は皆無。
ドッカンターボのシビックタイプRと対照的である。Dレンジで走っている限り、普通のゴルフと全く同じ滑らかさだ。
サーキット仕様にも関わらず、乗り心地の良いサスペンション
ただ足回りが“筋肉”を隠しきれていない。プレスリリースに何の情報も無いのだけれど、おそらくサスペンションは「サーキット仕様」である。
メガーヌR.S.で言えば「トロフィー」と同等クラス。明らかにバネレートが高く、一般道だとピョコピョコした動きになってしまう。
スゴイのは、硬いのに乗り心地が良いこと。良質のダンパーを使っているためだと思う。
ポルシェGT3などもそうだけれど、日本製のダンパーでここまで高い減衰力を出そうとしたら、工事の際、コンクリートを割る加振機のようなガタガタの乗り心地になる。またブレーキのタッチも抜群に良い。
元気の良いゴルフに乗りたいなら、4WDのRよりコチラの方が過激。
普通のクルマだと刺激足りないという人は、ぜひショッピングリストに入れたらいい。
Volkswagen Golf GTI Clubsport StreetEdition [FF] 主要諸元
全長x全幅x全高:4275x1800x1470mm/ホイールベース:2635mm/車両重量:1430kg/駆動方式:前輪駆動(FF)/ステアリング位置:右/エンジン種類:直列4気筒「TSI」インタークーラーターボ付DOHC16Vガソリン直噴エンジン/最高出力:265ps(195kW)/5350-6600rpm/最大トルク:35.7kg-m(350Nm)/1700-5300rpm/トランスミッション:6速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)/燃料消費率:14.7km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:225/40R18(前後)/車両本体価格:4,499,000円[消費税込]
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