フォルクスワーゲン ゴルフR/シロッコR 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
フォルクスワーゲングループジャパン(以下VGJ)は、14日、2010年度の新車第一弾として、ハイスペックマシン「ゴルフR」と「シロッコR」の2台を日本市場へ投入することを発表した。
まずはじめにゴルフR(3月初旬発売予定)は、昨年4月に発売された6代目ゴルフをベースにしたもので、先代ゴルフR32のレーシングスピリッツを受け継ぐ、後継車的な存在となる。
エンジンは3.2Lから2.0Lへとダウンサイジングを行いながらも、最高出力256ps(+6ps)/最大トルク330Nm(+10Nm)と、パワーの向上を図ったTSIエンジンを搭載し、トランスミッションも6速DSGを積む。
今回のゴルフRの最大のトピックは動力パワーもさることながら、ゴルフR32よりも22%もの向上を達成させた、リッター12.4km/Lを誇る燃費だ。
お次は、スタイリッシュなスポーツハッチモデルのシロッコR(2月5日発売予定)。
ゴルフ、パサートヴァリアントに次ぐ、第3の“R”として投入されるシロッコRは、Rシリーズ初のFFモデル。動力スペックはゴルフRと同様の2.0TSIエンジンと6速DSGトランスミッションを搭載する。
燃費に関しても、これまた驚きのリッター13.0㎞/Lを達成するというお見事な数値をマーク。またアダプティブシャシーコントロール“DCC”や、現行ゴルフGTIに初搭載された電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”といった究極の走りを楽しめる専用装備を採用するなど、魅力的なポイントも盛りだくさんだ。
また、シロッコにはこのほど200psから211psへとエンジンスペックを一部変更をした2.0TSIエンジンを搭載するモデルも追加され、柔軟且つ幅広いラインナップ展開を行っていくとしている。
そして、我々には朗報なのが、ゴルフ1.4TSIコンフォートラインと、ゴルフヴァリアント1.4TSIトレンドラインがエコカー減税対象車に仲間入りしたことだ。これでメルセデスベンツの2台に次いで、計4台が輸入車における減税対象車となったことで、輸入車購買者層の幅が広がる良いきっかけとなることはもちろん、VWというブランドが一層求めやすくなることだろう。
一方、フォルクスワーゲン(以下VW)の2009年の販売実績は、グループ全体で6,290,000台(対2008年:6,230,000台)、 VWブランド単体で3,950,000台(対2008年:3,760,000台)となった。
これにより世界の自動車市場が沈み込む中、VWは世界シェア11.4%と好調な数値をマークした。 一方、注目の新興国BRICs市場においては、ブラジルが+8.7%増の688,300台(対2008年:633,300台)、中国では+36.7%増の1,400,000台(対2008年:1,030,000台)の販売実績を誇った。
今年の日本の自動車市場について、ゲラシモス・ドリザスVGJ社長は、
「日本の自動車市場は緩やかに回復し、昨年の461万台から479万になると予測している。輸入車市場は10~20%回復し、一昨年レベルにまで回復するだろう」とし、2010年のVWの取り組みとしては、 「まず、日本では最高レベルの顧客満足度と販売満足度が必須であり、これに伴って、我々VWという一企業としての最良の雇用者の育成、そして責任のある信頼に足るブランド作りをしていく」とコメントした。
続いて2010年の販売策においては、トヨタとのディストリビューター契約の解除を行い、ディーラーチャンネルの“DUO”は消滅する形となるが、既存の店舗を活かしたうえで新たに“フォルクスワーゲンディーラー”として全国統合した上で新規展開していく方針を打ち出した。
最後に、今年度の新車投入の面では、今春に1.2LのPOLOを、そして年内にはクロスPOLOを投入するとのことだ。 そして2011年の早期の段階ではトゥアレグハイブリッドの日本投入も予定しているとのことで、 こちらも大いに楽しみだ。
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