GRMN ヴィッツ ターボ[プロトタイプ]試乗レポート/今井優杏(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
スポーティないでたちは伊達じゃない!
韋駄天を自負するだけあって、GRMN ヴィッツ ターボのボディサイズは3945mm(ヴィッツ RS比較+15mm)x全幅1695mm(ヴィッツ RS比較±0)x全高1490mm(ヴィッツ RS比較-10mm)、フロントトレッド1465mm(ヴィッツ RS比較+5mm)、リアトレッド1455mm(ヴィッツ RS比較+10mm)と、“ロー&ワイド”化され、数字でもわかるスポーツカーチューンがなされている。
もちろんその名の通りターボ搭載車であるからして、最大出力は40%アップの112kW、最大トルクも約50%アップの206N・mとさすがの数字。しかもタービンを新開発したというから本気が伺える。
またクリアなハンドリングを実現するためにボデー(トヨタ式呼称)の床下補強もスポット増し+ブレース追加という形で行われているし、バンパーカバーを15mm上げ、バネレートを下げて荷重も10mm下げ、よりフレキシブルかつ固められたアシ周りを実現している。
ブレーキの出来栄えに自信
さらに「相当気合いを入れました」と開発陣が自信を覗かせるのがブレーキで、フロントは4ポッド対向キャリパーに専用パッドを備え、リアも専用パッドを採用した。 タイヤは17インチにBBS製専用ホイール。16インチのRSよりもインチアップしているに関わらず7~8kgの軽量化。
さらに言うならドライブシャフトも14インチから15インチに径を上げている(もっと言うならアブソーバーの内部部品も変更されていたりフットレストが追加されていたり……こだわりすぎて枚挙に暇がないのだった)。
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