トヨタ SAI(サイ) 新型車解説
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:原田淳
プリウスに続く新型ハイブリッド車「SAI(サイ)」が登場!
今年最大の自動車ニュースといえば、間違いなくトヨタ プリウスの爆発的な販売台数だろう。
なにせ月間の登録台数が3万台という、あのワゴンRをも大幅に上回る金字塔を打ち立てたのだから。消費者のクルマに対する要求が、今や「エコ」「超低燃費」の2つに絞られていることが良く分かる。
その後もハイブリッド車への期待感からか、プレミアムブランドであるレクサスから登場したハイブリッド専用モデルHS250hも目標台数を大幅に上回る受注状況で、納車までプリウスと同じく約1年待ちという人気を博している。
このHS250hのトヨタ版が今回発表された「SAI(サイ)」だ!とはいうものの、SAI(サイ)はプログレの後継車にあたる位置付けで「現代版小さな高級車」を目指して開発された。
SAI(サイ)の開発キーワードは「才」と「彩」のあるライフスタイル。ジャストサイズセダンであり、上質な質感、高級車である静粛性や乗り心地など、時代のニーズにマッチした高級車像を具現化したモデルだ。
今回発表された新型SAI(サイ)は、トヨタブランドではプリウスに続くハイブリッド専用モデル。クラストップレベルのCd値0.27を実現した空力性能はもちろんのこと、ハイパワーと低燃費を両立したハイブリッドシステムでリッター23km/L(10・15モード燃費)を実現。
この数字だけを見てしまうと、プリウスより「全然燃費は悪いじゃないか」と思っている人も多いはず。しかし、このSAI(サイ)のシステムは、2.4リッターアトキンソンサイクルエンジンに高性能モーター、リダクションギヤを組み合わせたもの。単純にエンジン+モーターの出力だと293psも誇る。プリウスが181psだから、その差は歴然。これだけのパワフルさを持ちながらも、この低燃費なら頷けるハズだ。
言うまでもないが環境性能面でも「平成22年度燃費基準+25%」達成とともに「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」も取得し、エコカー減税100%の恩恵も受けられる。
また、このSAI(サイ)は高級車ならではの上質なインテリアも特徴のひとつ。スマートな操作性を象徴する滑らかなセンタークラスターのほか、しなやかで動きのある面質のメーターフードやアームレストなどを採用し、上質感を演出。
さらに、ナビゲーション画面にはエコドライブ情報、メーター内でもハイブリッドシステムインジケーターやエコドライブインジケーターランプを表示するなど、エコドライブサポートも充実。楽しみながらエコ運転をすることが可能だ。
ボディサイズは、全長4,605×全幅1,770×全高1,495(mm)、ホイールベース2,700mm。兄貴分のレクサス HS250hと比べても、ホイールベースこそ一緒だが、そのほかは若干コンパクトになっている。
そのほかにも、高級セダンとしての安全性や快適装備も満載。プリウスでは質感に物足りなさを感じていた人も、SAI(サイ)なら十分満足できるだろう。
ちなみに、デリバリー開始は12月7日からとなるので、街中で見かけるようになるのは、年末年始頃になってからか。
トヨタの高級ハイブリッドセダン「SAI(サイ)」は、プリウスに続いて、トヨタのハイブリッドカーの新しい顔になるのかもしれない。
価格(税込):3,380,000~4,260,000円
月販目標台数:3,000台
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