【ライズとロッキー内装解説】フロントだけで最大8コのカップホルダーを完備! ナビに比べて格安のディスプレイオーディオも機能向上し、オススメの一台に
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:茂呂 幸正
5ナンバーサイズのコンパクトSUVとして大人気を博ししているトヨタ ライズとダイハツ ロッキー。2019年末のデビュー以来、常に販売ランキング上位にランクインするほどである。そして2021年11月に待望のハイブリッドモデルが追加され、さらなる販路拡大を目指しているのだ。一体この両モデルはなぜここまで人気を博しているのか!? 170万円で買えるという価格設定もさることながら、じつはその答えは内装にもあるのだった。今回はライズとロッキーの内装を詳しくご紹介しよう。
ライズとロッキー人気の理由は内装にもあった
トヨタ ライズとダイハツ ロッキーの2台は兄弟車である。フロントフェイスを除けばほとんど同じ仕様となっている。グレード構成に至るまで同じであり、トヨタとダイハツのディーラーに聞くと「ユーザーはフロントフェイスの好みによって選んでいる」という。RAV4に似たライズ、SUVらしく角ばった印象のロッキーというイメージだ。
続けてディーラーマンによれば「実車を確認していただく際に、必ず言われるのが内装について好印象の意見が多い」という。一体ライズとロッキーの内装にはどんな工夫が施されているのだろうか!?
>>トヨタ ライズとダイハツ ロッキー買うならハイブリッドよりガソリンモデルがイイ!? 約30万円の価格差と走行性能を考えればガソリンモデルもいい選択だった
ライズとロッキーは最大で10コのカップホルダーを完備! 前席のドアポケットには2つずつ設置
とくに女性に喜ばれているのがカップホルダーの多さである。じつはロッキーとライズの前席には最大で8コ設置されているのだ。ちなみに後席には左右のドアポケットに1つずつとなる。
まずは左右に設置されているエアコン吹き出し口付近に2つ。こちらは引き出しタイプとなっており、使用しない時は収納できるのだ。加えてエアコン吹き出し口に設置されているために、エアコン作動時であれば冷やすことだって可能である。
そして左右のドアポケットにもカップホルダー2つずつ設置されている。ほとんどの車種のドアポケットには1つしかカップホルダーが設置されていないために、非常に珍しいのだ。ちなみにここまでは全グレード共通である。
上級グレードの前席には8コもカップホルダーが!
ライズのガソリンとハイブリッドの最上級グレード「Z」とロッキーのハイブリッドモデル「プレミアムG HEV」と「X HEV」そしてガソリンモデルの「プレミアムG」には電気パーキングブレーキが採用されている。他のグレードは従来通りレバー式となっているのだが、先に挙げたグレードに関しては専用のセンターコンソールが採用されており、そこに2つのカップホルダーが設置されているのだ。これらモデルの前席には計8コも設置されるのだった。
>>ロッキーの注目ポイントはハイブリッドだけじゃない! 全車速追従式クルコンの採用とHDMI接続が可能になったディスプレイオーディオなど商品力が大幅アップしていた
ナビより割安のディスプレイオーディオは装着率約2割! 販路拡大を目指し機能を大幅向上
そして今回の改良で大きく使い勝手が向上したのはディスプレイオーディオである。
デビュー当初からメーカーオプションとしてラインアップされていたが、装着率は約2割と非常に少なかったのだ。しかもディスプレイオーディオは他のディーラーオプションナビと比べても破格の9万9000円、そして自車を俯瞰する映像をモニターに映し出すパノラマモニターを付けても11万5500円と非常にお手頃なのだった。
新たにHDMIケーブル対応で映像コンテンツも利用可能に
にもかかわらず装着率は低かったのには理由があると先のディーラーマンは語る。その要因は機能にあったのだ。
その名の通り、ディスプレイオーディオはスマホと接続して始めてナビや音楽が再生できる代物で、CDやDVDといった物理ディスクを再生したいユーザーからは敬遠されていたのだ。改良後もCDやDVDの再生はできないが、新たにHDMIケーブルが接続可能となった。これによりスマホやDVDプレーヤーといった機器と接続し、停止中であれば動画再生も可能となったのだ。ファミリー層にとっては非常に嬉しい改良である。
そして操作性や解像度もアップし、スマホのようにスワイプ操作もできるように改善されている。
>>【トヨタ ライズのガソリンとハイブリッドモデル比較】価格差30万円あるも、機能に大差なし! 最大の違いは内装装備と維持費にあった
今回はライズとロッキーの内装にフォーカスしてその特徴をご紹介してきた。とくに豊富すぎるカップホルダーについては、実際に納車したあとに大活躍すること間違いなしである。そして最後にご紹介したディスプレイオーディオの機能向上はファミリー層にとっては非常に嬉しいポイントとなるはずだ。これから購入を考えている方は今回挙げた内容を参考に実車を確認してほしい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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