トヨタ ライズとダイハツ ロッキー買うならハイブリッドよりガソリンモデルがイイ!? 約30万円の価格差と走行性能を考えればガソリンモデルもいい選択だった

画像ギャラリーはこちら

トヨタ ライズとダイハツ ロッキーに待望のハイブリッドモデルが加わった。心臓部にダイハツ製のシリーズ式ハイブリッドというシステムを採用。エンジンを発電機として使用する方式で、イメージとしては日産 ノートe-POWERに近いものである。そして今回の改良で1.2リッターNAエンジン(FFモデル)も加わり、ロッキー/ライズを買う際にどちらのパワートレインにすべきか悩む人も多いはずだ。なぜなら価格差は約30万円と非常に近いプライスとなっているからで、今回はオススメのパワートレインをご紹介する。結論から言えば新開発の1.2リッターガソリンモデルがオススメであった。

目次[開く][閉じる]
  1. ライズ/ロッキーにハイブリッドモデル追加! ガソリンモデルも新開発のエンジンを搭載
  2. ロッキー/ライズのハイブリッドモデルはまるでガソリン車! ノートe-POWERとは全く違う味付けだった
  3. 新開発のガソリンエンジンは超パワフルで扱いやすさバツグン! 一方気になる点も
  4. 街中メイン、そして価格差を考えればガソリンモデルがオススメ

ライズ/ロッキーにハイブリッドモデル追加! ガソリンモデルも新開発のエンジンを搭載

トヨタ ライズとダイハツ ロッキーは兄弟車である。内装やエンジンに至るまで同じであり、違いといえばフロントフェイスや内装色程度なのだった。2019年末にデビューした際は全車1リッターターボエンジンを搭載しており、当初よりハイブリッドモデルの設定が期待されていた。そして2021年11月に晴れてハイブリッドモデルが追加されたのだ。

加えてガソリンモデルも新開発の1.2リッターエンジンを搭載するなど大幅に手が加えられている。ちなみに4WDモデルはガソリンエンジンのみで、引き続き1リッターターボが搭載されているのだ。そしてライズとロッキーは販売の約7割程度をFFモデルが占めているため、今回はFFモデルにフォーカスしてオススメのパワートレインをご紹介していこう。

>>ロッキーの注目ポイントはハイブリッドだけじゃない! 全車速追従式クルコンの採用とHDMI接続が可能になったディスプレイオーディオなど商品力が大幅アップしていた

ロッキー/ライズのハイブリッドモデルはまるでガソリン車! ノートe-POWERとは全く違う味付けだった

まずハイブリッドモデルから。こちらは1.2リッターガソリンエンジンを発電機として使用し、モーター駆動をするシリーズハイブリッド方式を採用している。実際に乗ってみると、スタートボタンを押せば始動したかさえもわからないほどの静けさであった。そしてアクセルを踏み込んでいくと、速度に併せてエンジン回転数を上げ、イメージとしては既存の内燃機関モデルに乗っているかのようであった。

ちなみにシリーズハイブリッドを搭載している日産 ノートe-POWERは、ほとんどエンジン音が聞こえない仕様となっている。こちらは速度に関わらずほとんど一定の回転数でエンジンを回しているからであり、ライズとロッキーのハイブリッドとは違った味付けなのだ。

ワンペダルも機能も設定! ハイブリッドモデルはエンジン音が少々気になる

ロッキーとライズのハイブリッドモデルは、速度をあげればエンジン回転数が上がっていくために、高速道路などでの追い越し時には車内にエンジン音が響く印象であった。もちろん街中での速度域であれば非常に静かで、Sペダルなるモードを選べばワンペダルドライブも可能となるのも嬉しいポイントだ。

>>【ロッキーハイブリッドとヤリスクロスハイブリッド比較】価格差約5万円! 先進安全装備や燃料代はほぼ互角、決め手は家族構成にあり!?

新開発のガソリンエンジンは超パワフルで扱いやすさバツグン! 一方気になる点も

対する1.2リッターの新開発エンジンは、0〜60km/hといった日常域での加速性能は十二分な実力であった。走行時のエンジン音は非常に静かであり、アクセルを踏み込んだ際のレスポンスもよく、扱いやすいというのが率直な感想であった。その一方高速道路において追い越す際は、もう少しパワーが欲しいと思ったのも事実である。

ちなみに1.2リッターガソリンモデルのカタログ燃費は20.7km/L(WLTCモード)となっており、ハイブリッドモデルの34.8km/Lと比べれば大きな差があるが、ガソリンモデルでも十二分に低燃費なのだ。

停止時の振動が唯一ネガティブなポイント

ただ一つ気になったのは、停止時の振動である。アイドリングストップを起動させれば気にならないが、例えば信号待ちなどで停止している際に、フロント/リアに関わらずフロアに伝わる振動が気になったのだ。走行時はまったく感じないのだが、こちらに関しては改善してほしい点である。

>>新型タントはロッキーと同じハイブリッドモデルを追加へ! 気になるエンジンは宿敵スズキと共同開発する可能性も

街中メイン、そして価格差を考えればガソリンモデルがオススメ

ハイブリッドとガソリンモデルの価格差約30万円を考えると、街中メインで使用するならば新開発の1.2リッターガソリンモデルがオススメと考える。装備内容も同グレード同士で考えれば同等となっている。もちろん衝突被害軽減ブレーキや運転支援システム「アダプティブクルーズコントロール」だってグレードによっては備わるのである。

今後、ライズやロッキーの購入を考えている方は、この記事を参考にしてパワートレイン選びをしてほしい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

トヨタ/ライズ
トヨタ ライズカタログを見る
新車価格:
170.7万円232.8万円
中古価格:
140.4万円302.3万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部 木村 剛大
筆者MOTA編集部 木村 剛大

記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ ライズの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ ライズのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ ライズの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ ライズの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ ライズのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる