新型プリウス、燃費は20%以上向上でプリウス初の4WDモデルも設定
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:トヨタ自動車
ラスベガスらしく天井から新型プリウスが降りてきた!
トヨタが9月9日の13時にラスベガスで、新型プリウスのワールドプレミアを行いライブ放送した。当然の如くワクワクしながら見ていたら、司会者が超簡単なプリウスのバックボーン(新型というよりプリウスというクルマ)を紹介した後、いかにもラスベガスらしく天井からワイヤで釣られた新型プリウスが降りてきた。「おおっ! 凄い!」と思ったのはここまで。
くだんの司会者が「従来型より大きく広くなった。素晴らしいクルマだ!」と紹介し、チーフエンジニアとデザイナーが登壇し、記念撮影が始まった時点で中継が終わってしまった。期待していたスペックなどの詳細は一切公表せず。
すでに多数スクープされているデザインを改めて公表したに留まった。まぁ「な~んだ」という雰囲気。
実燃費も20%近く向上!?
が、早くも日本国内のディーラーに詳細な情報が出回っている。例えば燃費。ウワサされていたJC08の40km/Lは軽量化や低転がりタイヤを履く1グレードだけだった。普通のグレードだと37km/Lだ。
とはいえ、現行プリウスの30.4km/Lと比べれば20%以上良い。実燃費も20%近く向上しているハズだ。
参考までに書いておくと、現行モデルの実燃費は渋滞する東京都内で20~22km/L。流れの良い郊外路だと23~25km/Lといったあたり。それが24~26km/Lと27~30km/Lになるなら驚くべきことである。
また、事前情報通りプリウス初の4WDモデルもラインナップされた。4WDでも現行プリウスより燃費良いから驚く。注目されていた走行用電池だけれど、基本はリチウムイオンと判明。ただ全体的価格が上がってしまうことを嫌い、ニッケル水素電池搭載グレードを残している。
輸出仕様も仕向地によってニッケル水素とリチウムイオンを使い分けるという。実績とコストでニッケル水素。燃費と性能はリチウムイオンといった具合。
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