新型GR86/新型BRZ、実際いくらなら「買う」?【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
2代目となるトヨタ 新型GR86/スバル 新型BRZの日本仕様が2021年4月に公開されてから3ヵ月、やはり気になるのはその価格。今のところ正式アナウンスはないものの、購入検討者や車ファンの間では新型GR86/新型BRZの価格を予測する声が多く挙がっている。そこで、購入検討者たちの間では実際にどのくらいの価格帯なら「買う」となるのか、早速アンケートをとってみた。
注目される新型GR86/新型BRZの価格
2021年4月5日(月)に、日本仕様の内外装のスタイリングが公開されたトヨタ 新型GR86/スバル 新型BRZ。
当時、新型の価格に関する情報は発表されず、現在もSNS上などではいったいいくらの値付けがされるのかと関心を寄せる声が多く挙がっている。
そこで、購入検討者、車ファンなどは、実際にどのくらいの価格帯ならば新型GR86/新型BRZを「買う」となるのか? MOTAではTwitterアンケートでユーザーの求める価格帯について調査した。
選択項目は以下の4つ。
1. 250~300万円
2. 300~350万円
3. 350~400万円
4. 400~450万円
※アンケート測定期間:2021年7月12日(月)~7月13日(火)/測定方法:MOTA編集部公式Twitter
1位は「300~350万円」。SNS上では上級グレードでも400万切りを希望
Twitterアンケートの結果、最も高い割合を占めたのは全体の48.5%で「300~350万円」、次いで僅差で「250~300万円」が38.4%、「350~400万円」が9.2%、「400~450万円」が3.9%という結果となった。初代モデルの価格がおよそ267万~350万円だったことからも、やはり新型でもそれに近い額を望んでいる様子だ。
「86は普通に働いてたら乗れる大衆車であってほしい」
また、アンケートの他にもSNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
今回の1位となった「300~350万円」という価格帯に近い声として、
「排気量アップと人気モデルの後継ってことで、スタート価格は現行型から50万増えて350万円くらいか」
「ベースグレードは300万円切りで値頃感を演出し、中間グレードは350万前後、上級グレードでも400万以下を希望」
「今の時代、上級グレード400万でお釣りがくれば全然いい」
といった声などが見受けられた。やはり、初代モデルの2.0リッターから新型では2.4リッターへと排気量がアップしたエンジンに付随して、価格がどれだけ上昇するかを懸念する声が非常に多く挙がっている。
「排気量が上がって、性能も向上していると思うので多少の価格上昇は否めないが、どれだけ上がってくるか不安」
「86は普通に働いてたら乗れる大衆車であってほしい」「86/BRZには大衆スポーツカーでいてほしい」
など、価格上昇は避けられないとしながらも、大幅なアップは回避してほしいというユーザーの切実な声がある。
「400万を普通に超えてくるとスープラが見えてくるからな…」
という声もあるように、上級グレードであったとしてもあまりの価格上昇によっては、兄貴分にあたるスープラの存在もチラついてくるところだ。
本当の問題は販売価格よりも税金などの維持費
そんな中、気になる声として、
「2.4リッター化で税金が上がる。維持費も結構かかりそう」「販売価格も気になるが、問題は維持費」「ガソリン代も気になってくる」
といった自動車税などの維持費に関する声が少なくない数見受けられた。初代モデルが2.0リッターだったのに対し、新型では2.4リッターと排気量が上がり自動車税のカテゴリーも1つアップ。
「先代より税金が上がって維持費がかさむ分、セールスにも影響が出てきそう」「実際買うときはそこまで気にしなくても、後々どれだけの人が手元に置いておけるか」
などの今後の販売状況・所有状況を憂う声も一部見受けられた。
また、これらに付随して
「確かに良い車だけど、若者向きな価格ではない」「手頃な価格でスポーツカーが買えない今の若者は可哀想」
という声も。
「スポーツカーが気になる若者は、まずは先代の中古車から」「中古市場は球数も多いし、ようやく手が出しやすくなってきた」
などの声もあるが、当初、若者・若年層をターゲットに登場した小型スポーツカーである86/BRZは、今後、日本の自動車文化・スポーツカー文化にどのような影響を与えていくのか。
日本仕様を発表した2021年4月時には、新型BRZが2021年夏頃、新型GR86が秋頃の発売予定とアナウンスされており、正式発表もそろそろありそうだ。果たして新型GR86/新型BRZの正式な価格はいくらになるのか? 引き続き、その動向に注目していきたい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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