トヨタ セリカが復活!? 新型86(ハチロク)登場と関係はあるのか?

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トヨタのスペシャリティクーペ「セリカ」が復活するかも!? 米国経由でそんな仰天情報が飛び込んできた! トヨタ自動車が、米国内でセリカの商標登録申請を行ったというのだ。

7代目セリカが生産を終えてからおよそ15年。折しも新型86(ハチロク)のフルモデルチェンジが間近のタイミングに、復活はあるのだろうか。

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目次[開く][閉じる]
  1. セリカ販売終了から約15年、懐かしのブランド名が突如復活
  2. スペシャリティクーペブームをけん引したトヨタ セリカ
  3. 折しも、セリカの後継車“ハチロク”がモデルチェンジ目前だ!

セリカ販売終了から約15年、懐かしのブランド名が突如復活

トヨタ セリカが復活!?

話の発端は、トヨタ自動車がアメリカ合衆国特許商標庁(USPTO)へ2021年1月15日(金)に申請された商標登録からだった。懐かしい名称「Celica(セリカ)」が申請されたのだ。

2006年のセリカ販売終了から15年。今回のセリカ商標登録申請は、自動車及び構造部品に対して行われていた。つまり、車名に採用される可能性もあるということだ。

スペシャリティクーペブームをけん引したトヨタ セリカ

時代に先駆け1970年に登場

トヨタ セリカは、初代モデルが1970年に登場。ストイックなスポーツカーではなく、もっと気軽に楽しめるオシャレなスポーティクーペ、いわゆる“スペシャリティカー”の先駆けともいわれ、のちに日産 シルビアやホンダ プレリュードといった競合車も誕生している。

バブルと共に隆盛を極めるも、RV車ブームに押され失速

その後オープンモデルや、4WDターボの本格スポーツモデル“GT-FOUR”などのバリエーションも拡大。好景気にも支えられ、1990年代初頭にかけ隆盛を極めた。

しかしワゴン車や四輪駆動車(SUV)などのRVカーブームが巻き起こった90年代後半には、クーペ車人気も失速。

シルビアなど競合車が相次いで発売を終える中、セリカも2006年、7代目モデルの生産終了と共に36年の歴史に幕をおろしている。

折しも、セリカの後継車“ハチロク”がモデルチェンジ目前だ!

軟派なセリカと硬派な86!?

その後、実質的な後継モデルとして2012年に復活を遂げたのが「トヨタ 86(ハチロク)」だ。

1980年代には“デートカー”などと呼ばれ軟派な存在だったセリカのイメージと比べると、86は随分と硬派なキャラである。しかし今や数少ない後輪駆動のスポーツクーペということもあり、コアなファンから支持を集め続けている。

そしてデビューからおよそ8年が経過した2020年11月、86を共同開発したスバルが、兄弟車の「BRZ」を遂にフルモデルチェンジさせることを明らかにした。

北米では当初86とは名乗っていなかった

BRZが2代目に移行するということは、当然兄弟車の86もフルモデルチェンジを控えているだろう。

そんなタイミングで「セリカ復活」の知らせ。次期86の米国名はセリカとなるのか!? 誰もがそう考えたはずだ。

北米で86は、トヨタの別ブランド「サイオン」からFR-Sの名でデビュー。サイオンブランド廃止に伴い、2016年に86へと変更された経緯がある。

新型は日本では86のまま、しかし北米ではセリカを名乗る可能性は高い

2021年1月末の時点で、新型86の登場時期やネーミングに関して、トヨタからの公式発表もまだ何も行われていない。MOTA(モータ)でもトヨタ自動車に問い合わせたが、将来の商品計画についてはお答えできませんとの回答しか得られなかった。

果たしてセリカの名は復活するのだろうか。

サイオンブランドの撤退に翻弄され、名称が定まらなかった北米においては、新型の86は最初からなじみ深いセリカを名乗ってもおかしくはない。ブランドの再構築という意味でも、そう考えるほうが妙にしっくりくる。

いっぽうでここ日本においては、定着した86の名をわざわざセリカに改める積極的な理由に乏しい。

新型86が、日米で別の名となる可能性は大いにありそうだ。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:TOYOTA・MOTA編集部]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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