カムリも参戦、時速320キロで大クラッシュ連続!全米大人気レース『デイトナ500』とは(1/3)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史
こんなのレースじゃない!日本のモータースポーツとは別次元
「レディ&ジェントルマン!スタート・ユア・エンジンズ!!」
フロリダのブルースカイに、V8サウンドが炸裂する。そそり立つ巨大なグランドスタンドには15万人の大観衆。1周2.5マイル(約4キロメートル)のオーバルコースで、アクセルを戻すことはなく、40台のビッグマシーンは常に時速320キロで突っ走る。
車間距離ゼロで、前車のバンパーを小突く。目の前でスピンすれば、後続車は逃げ場なしで、多重クラッシュの“ビッグワン”発生。
F1、スーパーGT、MOTO GPなど、日本で見慣れたモータースポーツとは別次元。これがアメリカン・エンターテインメント、NASCAR最高峰シリーズの頂上決戦『デイトナ500』だ!
800馬力から450馬力にスケールダウン!?
あれ、遅っそいじゃないか?
期待度300%で40台がスタートするも、ドベェ~という感じで加速が悪い。GTマシーンのように、スカーンッ!という加速感じゃない。
30度バンクのターン1からターン2を経て、バックストレートの後半にトップスピードの時速320キロに達すると、それっきり、アクセルは常に全開状態になる。
NASCARマシーンがパワートレインは、排気量5.7リッターのOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)型のV型8気筒エンジン。
通常のシリーズ戦では、最高出力は約800馬力なのだが、今回は450馬力とほぼ半減に抑えされている。エンジンへの吸気口に「リストリクター・プレート」と呼ぶ、空気の吸入量を制限するアルミ製の部品がつけされているのだ。
これはレース主催者が各チームに対して、レース場で配給することで、各チームが公平にパワーダウンしている。
1.5トン超のデッカイボディに450馬力は、確かに「力不足」。当然、加速は悪くなる。しかし、高速型オーバルコースの「スーパースピードウェイ」の醍醐味は、常にトップスピードで、そして超接近戦で争われるバトルであり、加速の悪さを観客はまったく気にしていない。
それどころか、集団でジワジワと加速している様を見て「さあ、来た、来た、来たぁッ!!」と、ワクワク感を高めながら観戦しているのだ。
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