トヨタの挑戦!新型カムリハイブリッドが初の“フルTNGA”モデルだ!保守的クルマから脱却へ(2/2)
- 筆者: 山本 シンヤ
あのゴーン氏も気になる新型カムリハイブリッド
ちなみにトヨタのブースにはダイムラー会長のディーター・チェッツェ氏や日産のCEOであるカルロス・ゴーン氏が訪れ、新型カムリハイブリッドをジックリ観察していたのが印象的だった。恐らく北米のベストセラーが大きく変わった事に興味津々だったのか!?
メカニズムの部分は、パワートレインは3.5リッターV6と、2.5リッター直4、そして一新されたTHS-IIを採用したハイブリッドの3タイプを用意。2.5リッター直4にはダイレクトシフト8ATが組み合わせられた。シャシーはGA-Kプラットフォーム採用による基本性能の底上げで、走りのレベルアップは「ちょっといい」ではなく「凄くいい」レベルに仕上がっているそうだ。
トヨタが大きく舵を切り、保守的なクルマから脱却
「低重心化は物理の法則に従っています。加えてボディ・フロア剛性強化、エンジンマウントの位置見直し、新サスペンションの採用などにより、走りの進化は限界走行云々ではなく、駐車場から出るだけで誰でも解るレベルだと思います。(勝又)」
一般的にベストセラーモデルは、大幅に変えることを嫌がる傾向が強いが、トヨタはあえて大きく舵を切った。保守的なクルマからの脱却、そういう意味では新型カムリはプリウス以上にトヨタの「もっといいクルマ作り」を象徴する一台なのかもしれない。
[Text:山本シンヤ]
新型カムリ(米国仕様)スペック表
[2017年2月13日 編集部追記]
2月13日時点で公式発表されているスペック。
※比較したマークXは日本仕様
歴代ワゴンR主要スペック比較 | ||||||
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新型カムリ(北米仕様) | マークX(国内仕様) | |||||
グレード | LE/XLE | 350RDS | ||||
全長 | 約4,894mm | 4,770mm | ||||
全幅 | 約1,838mm | 1,795mm | ||||
全高 | 約1,445mm | 1,435mm | ||||
ホイールベース | 約2,824mm | 2,850mm |
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