トヨタ 86GR試乗│“もっといいクルマづくり”を具現化したGAZOO Racingの量販86、その実力やいかに!?(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:茂呂 幸正
GRシリーズ第一弾モデルの中から、86GR試乗!
2017年9月、新たにスポーツカーシリーズとして、これまでのスポーツコンバージョン車シリーズ「G Sports(通称G's=ジーズ)」改め、「GR」を投入すると発表したトヨタ。
今回、そのGRシリーズ第一弾モデル達の中から、試乗インプレッションをお届けするのは、トヨタのライトウェイトスポーツモデルである「86」のGRモデル、その名も『86GR』。果たして国沢光宏氏の目にはどう映ったのか!?
まずは2015年12月に発表された86GRMNのおさらい
100台の限定生産。そして価格648万円の『86GRMN』は、2015年12月の発表前から購入希望者が多いと予想されたため抽選販売になった。するとやはり大人気! 応募した人の大半は「外れ」になり諦めることに。そもそもトヨタにとって新しいクルマ作りのテストケースであり、採算も取れない。
そこで考えられたのが、量産可能な86GRMNである。参考までに書いておくと86GRMNの場合、ボディ骨格だけをスバルの太田工場からトヨタの元町工場に運んで補強。スペシャルパーツを使いハンドメイドで仕上げられたエンジンや、カーボンのルーフなどが組み付けられるなど競技車両の如し。
実際、ベースになったのはニュルブルクリンクに出場した86であり、豊田章男社長がラリーで使っている86のスペックだと言われている。試乗してみたら「何ですかこのクルマ!」と驚くほど素晴らしい乗り味。ポルシェと真正面から戦っても勝てるんじゃないかと思えるほど。
もう少し工夫したらよかった・・
といったことを考えながら今回86GRのレカロシートに乗り込む。するとどうよ!着座位置、けっこう高い。おそらく側面衝突対応なんだろう。試験モードで使われるシート高は上下アジャスターで調整出来る高さの中央くらいだと言われている。自分で買ったら即座にシートレールを交換して低くします。
エンジン始動し、走り出す。エンジンは標準スペックのままなので、空ぶかしですら気持ちよさを感じた86GRMNと少し違う。エンジン音が普通なのだった。当然の如くパワーやトルクも「86ですね」。ハンドメイドでなくてもいいけれど、もう少し工夫したらよかったと思う。
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