【試乗】トヨタ 新型 86(ハチロク)[2014年マイチェンモデル] 試乗レポート/河口まなぶ(3/3)

【試乗】トヨタ 新型 86(ハチロク)[2014年マイチェンモデル] 試乗レポート/河口まなぶ
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とはいえ、さらに一歩進化した86も見てみたい!

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とはいえ、もう少し変化が欲しいなぁと思うのがユーザーの気持ちでもある。ただ、これに関しては我々が想像する以上に大きな障壁があると言っていいだろう。

それは皆さんも薄々感じているように、このクルマがトヨタとスバルの両方にラインナップされているモデルだからだ。

トヨタとスバルの共同開発によって生まれた86とBRZは、まさに鳴り物入りで登場したスポーツカーだった。2つの会社が一緒になって、同じスポーツカーを生み出す・・・この素晴らしい発想とその実現は自動車史に残る快挙といっていい。

ただ、2台は最後の最後で袂を分ち、微妙な違いを生んだわけだが、結果的にそれを引きずる形で2台は悩んでいるといっていい。

つまりお互いにもう少し変化を与えたいと思っている。だが、同じラインで作られるクルマだけに、変化を与える場合にはお互いのことを考えなければならない・・・という暗黙の了解がある。

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加えて今、86とBRZに関しては、かつて開発されてきた時ほどは、トヨタとスバルのエンジニアや商品企画が一緒になって何かを考えたり方向性を見出したり・・・というような積極的で密なやり取りがなされていないはず。

そうしたことを予測すると、我々ユーザーにとってはグッドなニュースが少ないように思える。もし86とBRZが今後、大きな進化を遂げるとするならば、例えば新たな排ガス等の基準を満たすためにエンジンを変更しなければならない、とか、新たな衝突安全に対応するためボディ構造をいじらなければならない・・・というような、動かざるを得ない要素がないと難しいだろう。

トヨタとスバルが生み出したこの素晴らしいスポーツカーを永く後世に残すために

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しかし、2台はトヨタとスバルの共同開発によって生まれ、世界中に浸透した奇跡のスポーツカーである。そうした誕生の背景を考えれば、今後の進化や成長に関してはもちろん、この素晴らしいスポーツカーを後世に残していくには、もう一度トヨタとスバルで一緒に考える必要がある、と僕は思う。

あるいはそれが難しいならば、いっそのこと今後に関してもオープンソースにしてしまって、我々ユーザーを交えてのディスカッションを重ねても良いのではないか? もし、そのためのまとめ役が必要ならば、僕は喜んでその役を務めたいとさえ思う。

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登場から2年を経て、マイナーチェンジが行なわれた。そう考えると次は、ビッグマイナーが必要だろう。もっとも噂では、2016年にビッグマイナーがあるのでは? と言われている。しかしそれは当然として、そのビッグマイナー時にはさらにその先のロードマップが必要に思える。あと2年の間に是非何かの機会を持って、86とBRZの未来をしっかりと考えて決めるべきだと僕は思うのだ。

[レポート:河口まなぶ]

トヨタ 新型「86」 GT Limited[FR・6MT] 主要諸元

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全長x全幅x全高:4240x1775x1320mm(※全高はアンテナ含む数値で、ルーフ高のみの高さは1285mm)/ホイールベース:2570,mm/車両重量:1450kg/駆動方式:後輪駆動(FR)/乗車定員:4名/エンジン種類:水平対向 4気筒 DOHC 直噴D-4S ガソリンエンジン(FA20型)/総排気量:1998cc/最高出力:200ps(147kW)/7000rpm/最大トルク:20.9kg-m(205N・m)/6400-6600rpm/トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション/燃料消費率:12.4km/L[JC08モード燃費]/メーカー希望小売価格:3,065,237円[消費税8%込み]

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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