スバル レガシィ B4 試乗レポート(3/4)
- 筆者： 藤島 知子
- カメラマン：小平 寛
まるで高級セダンと錯覚してしまう居住空間
先代のインテリアは、のっぺりとした形状のシートや樹脂パーツの質感をみても、どこか無難な路線といったところだった。
その点、今回のモデルに乗り込んだ途端に最も進化したと感じるのは、同乗者にも居心地のよさを与えてくれる快適性の高さといえる。
サッシュタイプに変更されたドアの形状は、天井が高いぶん開口部が大きくとれて、乗り降りの際に上半身を屈める煩わしさがない。
また、フロントシートは左右の座席間が30ミリ広がり、サイドブレーキが電動式のスイッチに変更されたことで、ジュースホルダーの並列配置を可能にした。
前席の乗員は広めのシートに身体を預けながら、アームレストに腕を預けてゆったりと座ることができる。
シートはソフトタッチで身体を優しく包み込むような感触で、長距離ドライブでも疲れにくそうだ。前後席の着座間隔をみると、中肉中背の男性が運転席に座っても、後席の乗員は膝まわりに拳3~4個分のスペースが確保される。
また、後席側から前方を覗き込むと、本革シートの裏側にダブルステッチが目に留まる。
エッヂが効いたインパネのデザインや、ゆとりのある居住空間を眺めていると、高級セダンに乗っているかのような錯覚に陥ってしまいそうになる。
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通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る
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