スバル 新型インプレッサ試乗レポート|1.6Lモデルと2Lモデルの違いを徹底比較!(2/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:スバル・オートックワン編集部
16インチホイールが特長の1.6i-L EyeSight
エクステリアは2リッターの「2.0i-L」とほぼ同じ。唯一の違いはタイヤ&ホイールで、銘柄はブリヂストン トゥランザと同じだが、2.0i-Lのサイズは205/50R17に対して、1.6i-Lは1インチダウンの205/55R16。
ちなみにアルミホイールのデザインはプリウスαのホイールキャップ付きアルミホイールに似た雰囲気(!?)の、空力性能も良さそうな専用デザインだ。
インテリアは質感が飛躍的にアップし、現状では「スバル最良」ではあるものの、ステアリング/シフトレバーやシートの素材や加飾の違い、エアコンの温度調整が左右独立式ではない、キーレスアクセス&プッシュスタートではない・・・など、細かい部分で差別化されている。と言っても、他のメーカーの中級グレード以上の内容と言っていい。
エンジンは旧型から変化なしに見えるが実は中身もすっかり一新
新型インプレッサスポーツ/インプレッサG4 1.6i-L EyeSightに搭載されるパワートレインは、115ps/15.1kgmと先代モデルとスペック的には一緒。直噴化された2リッターに対して、1.6リッターはポート噴射のままなので先代からのキャリーオーバーのようにも思えるが、実際は数値に表れないレスポンスや実用域での乗りやすさなどをレベルアップさせるために、1つ1つの部品が見直され、約9割が刷新されている。
あるエンジン開発スタッフは「コストの制約がなければいつでも1.6リッターも直噴化することは可能ですよ」と。
フットワーク系はタイヤ&ホイールの違いだけでなく、サスペンションのセットアップはもちろん、ダンパーの構造まで2リッターモデルと異なる。ちなみに2リッターモデルは前後にスタビライザーが装着されるが、1.6リッターモデルはフロントのみ。重量差は同グレードのAWD同士で比較すると10kgだ。
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