クラリオン 車載用“フルデジタルサウンド”「Z3」「Z7」「Z25W」試聴インプレッション(2/3)
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例えプレイヤーが純正でもハイクオリティな音を楽しめる
そんなクラリオンが久々に放ったカーオーディオ「フルデジタルサウンド」は、デジタルプロセッサー+トゥイーターのZ3とフロントドア用の17cmスピーカーZ7、そして25cmサブウーファーのZ25Wという3機種のラインナップ。
クルマでフルデジタルサウンドを楽しむには、このうち最低でもZ3とZ7が必要で、さらに低音を増強したいならZ25Wを加えればいい。また低音用のサブウーファーに関しては従来のパワードサブウーファーなど、アナログ型のユニットも使用可能だ。
この構成では音楽を再生する役割を担う、いわゆるプレーヤーは含まれていないため、別に用意するわけだが、純正システムでも構わない。
Z3にはアナログの入力が用意されており、純正システムのスピーカー出力、またはライン出力をここに繋げばよい。つまりヘッドユニットは純正のままでも、フルデジタルサウンドを加えることで、よりハイクオリティな音で音楽を楽しめるわけだ。
最近は輸入車を中心に純正システムを外して市販オーディオに入れ替えるのが難しいクルマが多いが、そんな車種でオーディオのシステムアップを図りたい時にも使える。
真のフルデジタルサウンドを味わうには「MAX776W」の装着を
さらに高音質のフルデジタルサウンドを味わいたい人には、Z3に直接デジタル信号を入力する方法をオススメしたい。
今回のデモカーのシステムがそれで、最新のスーパーワイドナビ、MAX776Wにはフルデジタルサウンドにダイレクトにデジタル信号を送り込むためのデジタル出力を装備している。
これで音源からスピーカーまで一度もアナログに変換しない、真のフルデジタルサウンドが楽しめるわけだ。
または、スマートフォンや携帯デジタルプレーヤーをUSBで接続する手もある。別売の配線が必要なケースもあるが、これなら今話題のハイレゾ音源(最大96kHz/24bitまで)の再生も可能で、より緻密かつハイクオリティなサウンドを楽しむことができる。
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