スバル BRZ 新型車解説~スバル初のFRスポーツがいよいよデビュー~(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:茂呂幸正
世界トップクラスの低重心が生み出す、新次元の楽しさ
スバルとトヨタの共同開発による新しいスポーツモデル「スバル BRZ」が、2月3日にいよいよ発表された。
車名のBは「ボクサー(水平対向)エンジン」、Rは「リアホイールドライブ(後輪駆動)」、Zは「究極」を意味するという。ちなみに、トヨタの車名は先日発表された「86(ハチロク)」だ。
2ドアクーペのスポーツモデルは日本では絶滅危惧種のようになっていたが、BRZと86の登場でこのジャンルのクルマが改めて関心を集めるのは間違いない。
若者のクルマ離れを食い止め、クルマ人気をどこまで盛り上げることができるかが注目される。
BRZの特徴は、そのパッケージングにある。
専用に新開発した基本プラットフォームをベースに、水平対向エンジンそのものが持つ低重心・軽量・コンパクトなどの特徴を生かした上で、エンジンを車体の中心に近い位置へ搭載することで、BRZならではの独特の低重心パッケージングを実現した。
全高も1,300mmと低く、1,775mmの全幅と合わせてワイド&ローのスポーツカーらしいクーペボディを作り上げている。
外観デザインは、ひと目でスポーツカーであることが分かる明快なクーペデザインで、抑揚あるフェンダーや流れるようなルーフラインなど、久々にカッコ良いスポーツクーペが登場した、という印象だ。
水平対向エンジンの特徴を生かして低く抑えたエンジンフードを特徴とし、フロント回りはスバルの六連星オーナメントとヘキサゴングリルによって、スバル車であることをはっきりと示している。
エアロパッケージ装着車では、見える部分のエアロパーツだけでなく、床下のフラット化なども実施して空力性能を高めている。
所有する喜びが感じられるように配慮されたインテリア
運転席のヒップポイントも400mmと低く、これもダイナミックな低重心化に貢献しているが、低めのエンジンフードなどによって開けた視界が確保され、細く作られたAピラーとパーティーションガラスが死角の少ない運転を可能としている。
後方視界も、1mの高さものが見える設定とされた。
インテリア回りは、運転の楽しさを実現するようディテールにこだわった作り込みがなされている。
適度なタイト感が演出されたコクピットには、小径のステアリングホイールやその近くに配置されたシフトノブ、着座位置を下げた専用のスポーツシートなどが用意されており、スポーツ心をそそっている。
メーターはデジタル速度表示を備えたタコメーターを中央に配置し、視線をそらすことなく瞬間的に必要な情報が読み取れるように配慮されている。
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