THE NEXTALK ~次の世界へ~ モータースポーツジャーナリスト 高橋二朗 インタビュー(5/5)

THE NEXTALK ~次の世界へ~ モータースポーツジャーナリスト 高橋二朗 インタビュー
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国語の先生が教えてくれた言葉

学校で、国語の先生が教えてくれた言葉が、高橋二朗の座右の銘である。

THE NEXTALK モータースポーツジャーナリスト 高橋二朗 インタビュー

【高橋二朗】『人生、至るところに青山あり』とは、人間いたるところに自分の骨を埋める山があるという意味だそうだけど、人間には色々なところに活躍の場があり、新たに開拓できる山があるから、いろいろ挑戦し、そこに骨を埋めよ、ということだと思う。

30年近くこの仕事をやってきて、他にできることもないし…これをやっていくしかない。同窓会へ行ったら、「お前は好きなことをやれていいねぇ~」と言われて、頭に来たから言ったんだ。好きなことをやればいいじゃないかと。なぜ嫌いな仕事をしているんだと。

親に、「好きなことで暮らせるわけがない」と言われたけど、この仕事を続けてきた原動力は、好きだから。“好き”で貫き通してきた。それから、モータースポーツへの憧れだね。 筋道を立てて仕事をして来られたら、もう少しお金と名誉が付いてきたかもしれないね。いまだにヒーコラ言っている。いや、儲けたいというんじゃなく、モータースポーツがきちんとしたビジネスになっていれば、当然、そうしたことが付いてきておかしくない。

ただ今でも、ドキドキ感があるし、もしそれが無くなったら、もう現場へは来ないと思う。

高橋二朗の肩書には、モータースポーツ推進機構理事、モータースポーツジャパン運営事務局長、モータースポーツ記者会会長の職務が記載されている。いずれも奉仕による役職だ。

THE NEXTALK モータースポーツジャーナリスト 高橋二朗 インタビュー

【高橋二朗】モータースポーツジャパンは、もっと一般の人にモータースポーツを理解してもらわないといけないというので、三好正巳さん(レーシングオン誌初代編集長:筆者注)や、石川真禧照さん(モータージャーナリスト:筆者注)と、「足を運びやすいお台場でやろう!」とはじめて6年、最初の年から2日間で10万人が集まりました。

個人的には、神宮外苑でやりたいんだけどね。やってよかったと思うのは、明らかにモータースポーツと無縁のお客さんが来てくれていること。日本モータースポーツ記者会(JMS)は、記者の取材の便宜と権利を守るための団体で、1960年代からの永い歴史があります。その中で行っているJMSアワードの表彰と、その表彰式を兼ねたモータースポーツナイトは、モータースポーツに貢献した人たちをしっかりと表彰したかったからで、イギリスのオートスポーツアワードや、アメリカのNASCAR(ストックカーレース:筆者注)のイヤーエンドプライスギビングは、みんなタキシードで正装して表彰するんですよ。

NASCARの本拠地は東部で、イヤーエンドプライスギビングはニューヨークのマディソンスクェアガーデンでやっている。だから、我々も最初は帝国ホテルで開きました。 各レースの入賞ドライバー記者会見も、それまで定例で行われていなかったのをJMSでお手伝いするかたちで80年代からはじめました。

こうした奉仕活動の一つひとつが、モータースポーツのインフラストラクチャー整備につながると、高橋二朗は語る。 今日ある日本のモータースポーツの姿は、30年近く現場を見てきた高橋二朗のような目を通してみないと、どれほど進化してきたか気付かないで過ぎて行ってしまう。「それでもまだまだ道半ば」と、高橋二朗は自らを鼓舞する。

大好きな魚釣りと登山へ行く暇もないほど東奔西走する、高橋二朗という一人のモータースポーツジャーナリストなしに、日本のモータースポーツを語ることはできないと筆者は思う。END

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御堀 直嗣
筆者御堀 直嗣

1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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