エコカーの真相/第七回 エコカー以上のエコ「電動アシスト自転車」がブレイク!(1/3)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史
究極のエコカー=クルマに乗らないこと!?
2011年6月24日(金)、国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘)。ヤマハ発動機の最新型電動アシスト自転車のメディア試乗会で、驚きの声が続出した。
「思っていたイメージと、全然違う」
「うわぁ!速っ!」
「お洒落だ。これだったら、男女問わず乗れる」
「これじゃ~、クルマが売れなくなるワケだ」
「これって、究極のエコカーだな」
「人がこぐチカラと電動モーター、これぞハイブリッドですね」
同試乗会には、自動車関連メディアはほぼゼロ。招待されたのは、大手新聞・雑誌など一般メディアが主体で、さらにはモノ系、ファッション系、ライフスタイル系など「自転車を日頃使う人たちに近いメディア」の人たちだ。
同日は、埼玉県熊谷市で6月の日本最高気温39.8度を記録。東京ではヒートアイランド現象が発生した。
そうした激暑のなか、東京オリンピックに向けて1958年に建設された国立競技場のコンクリート路面温度は50度近くにまで上昇した。
しかし、参加したメディア関係者は電動アシスト自転車の乗るのが楽しくてそんな暑さも忘れてしまったらしく、用意されていた様々なモデルを次々に試乗していた。
さて、いま日本では電動アシスト自転車の売り上げが伸びている。
社団法人・自転車協会の発表によると、2011年1月~5月は昨年比で118%の伸びとなった。東日本大震災の影響で自動車販売が大きく落ち込んだ反面、電動アシスト自転車が売れているのだ。
本連載第一回「災害時のエコカー」でも指摘した通り、被災地だけでなく東京など都会を含めて電動アシスト自転車がブレイクしたのだ。
また、ヤマハの予測では、2011年末には電動アシスト自転車全体で42万台の市場になるという。これは2000年と比較すると3倍近い急激な伸びだ。
では、どうして電動アシスト自転車が売れているのか?その理由は様々だ。
・健康志向の高まり(ダイエット、メタボ対策)
・エコ/環境意識の高まり
・不況による節約志向(=クルマ離れ)
また、ここ3年で2回もの法改正の影響も大きい。
ひとつは「電動アシスト比率のアップ」。「人力1:電動力1」から「人力1:電動力2」になったことだ。もうひとつは、「子供を乗せた3人乗り(幼児2人同乗基準適合)が許可されたこと」だ。
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