2010年12月度新車販売ランキング/松下宏(1/3)
- 筆者: 松下 宏
エコカー補助金終了で落ち込み続く
2010年12月の新車販売台数は登録車が前年に比べて28.3%減少し、179,666台にとどまった。
エコカー補助金終了の影響が大きく、リーマンショックの影響で販売が落ち込んだ2009年12月の台数を4,000台近く下回り、過去10年で最低の台数となった。
一方、軽自動車は108,185台と前年に比べ11.4%の減少で、エコカー補助金の恩恵が少なかった分だけ落ち込み幅も少なかった。
登録車と軽自動車を合わせた台数は287,851台と、前年に比べると22.7%の減少だった。メーカー別では、登録車で伸びたのは日野自動車やいすゞ自動車などのトラックメーカーだけで、乗用車メーカーは揃ってマイナスになった。
軽自動車はダイハツがほぼ横ばいだったものの、ダイハツを含めて全社がマイナス成長に終わった。
1位~5位:勢いは衰えたがプリウスが首位
※()内は販売台数
1位:プリウス(18,106台)/2位:ワゴンR(14,928台)
3位:フィット(14,547台)/4位:ムーヴ(10,823台)
5位:タント(10,675台)
販売ランキングの首位はプリウスで変わらない。販売台数は18,106台で、前年に比べると20%ほどのマイナス。
さすがにやや勢いが衰えてきた感じもあるが、それでもランキングの首位を独走する状態が続いている。当面は、ほかの車種がプリウスを破るのは難しいのではないか。
2位にはワゴンRが入った。
ワゴンRは軽自動車の販売ランキングの首位をタントと争っていて、12月には大量の自社登録をして無理やり軽自動車首位の座を守ったので、トータルの販売ランキングも2位になった。
3位はマイナーチェンジを受けたばかりのフィット。単なるマイナーチェンジではなく、ハイブリッド車を追加したことで人気を集め、フィットの売れ行きの半分以上をハイブリッド車で占める状況だ。
4位には12月にフルモデルチェンジを受けたムーヴが入った。12月分の販売ではまだ新型車が全面的に寄与するところまではいっていないと思われるが、5位のタントをわずかな差で上回っている。
逆にタントは12月にはあまり無理をしなかったようだ。
フルモデルチェンジしたばかりのムーヴも売らなければならないから、ダイハツのディーラーはタントを自然体で売っていたのではないか。このタントまでが1万台を超える台数を記録した。
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