多数の新型キャンピングカーがお披露目された「ジャパンキャンピングカーショー2023」。ラグジュアリーなハイエースや、人気のポップアップルーフ仕様のバンコンなどに注目!

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2月3日(金)~6日(月)の4日間に渡り、千葉県 幕張メッセで「ジャパンキャンピングカーショー2023」が開催されました。日本最大級のキャンピングカーイベントだけあって、会場には約370台のバラエティに富んだキャンピングカーが大集結! 当記事では、その中からMOTAが注目した11社の車両を一挙にご紹介します!

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  1. 1.アドセット TravelVan/アルフレックス
  2. 2.レガンス
  3. デルタリンク
  4. アネックス/キャンピングカープラザ
  5. ダイレクトカーズ
  6. エートゥゼット
  7. 西尾張三菱自動車販売
  8. バンレボ
  9. ホワイトハウス
  10. ロータスRV販売
  11. トイファクトリー

1.アドセット TravelVan/アルフレックス

スタイルと実用性を両立したハイエースベースのキャンピングカーをラインアップする「アルフレックス」。同社が展開するアドセットブランドで圧倒的な人気を誇るのが「シーバス」「シーズネクス」の2モデルです。

車内にコンロやシンク、冷蔵庫、サブバッテリーなどを備えた「シーバス」は、アドセットブランドの中で最も装備が充実した8ナンバー登録のキャンピングカー。家にいるのと同じ感覚で快適に生活でき、アウトドアや旅行以外に移動オフィスや防災シェルターとしても活用できます。

ミニバン風の3列シートを装備した「シーズネクス」は、ハイエースに求められる「乗る」「寝る」「積む」の3要素を追求したモデルです。フロアベッドとリア2段ベッドで、ファミリーの車中泊も快適そのもの。

どちらのモデルも内装の高級感を高めた最上級グレード「マスターズライン」ともあって、ラグジュアリー感も言うことなしです。

2.レガンス

ハイエースのドレスアップパーツを展開する「レガンス」のブースでは、同社初のキャンピングカー「レガンスキャンパーStyle1」がお披露目されました。

トヨタの10人乗りビジネス送迎車「ファインテックツアラー」の内外装を、レガンスのオリジナルパーツでトータルコーディネート! 3列シートにL字型ソファ&キッチンを組み合わせたインテリアと、シンプルなエアロパーツをセットしたエクステリアで、レガンスが得意とするラグジュアリースタイルに仕上げています。

「キャンピングカーでもカッコよく乗りたい」というニーズに応える、オリジナリティあふれる1台です。

デルタリンク

バンコンから欧州モーターホームまで幅広い車種を取り扱う「デルタリンク」の注目モデルは、ハイエースベースのバンコン・ダーウィンシリーズの最新作「ダーウィンQ3」です。

ダーウィンQ3は、アウトドアで存在感を発揮するオプション「バンタスティック・エディション」を新採用。ベースのボディカラーにマットブラックの加飾を施して落ち着いた雰囲気に仕上げた外装や、家庭用エアコンをリアに配置、FRPで取り付けられたソーラーパネルなどが備わった仕様です。

インテリアは、センターにセカンド&サードシート、サイドにキッチン、リアに常設ベッドを配した、バンコンの王道レイアウトで構成されています。

乗車定員は7名、就寝定員は4名分が確保され、ファミリーユースも快適。平日は普段使い、休日はキャンプやクルマ旅と、マルチな使い方ができるのが魅力です。

アネックス/キャンピングカープラザ

バンコンからキャブコンまで、幅広いラインアップを取りそろえる「アネックス」。同社ブースの注目モデルは、ハイエースにポップアップルーフを装着した「ウトネ500」です。

室内は2列目と3列目にREVOシートを備えた3列シートレイアウトで、サイドカウンターに冷蔵庫とキッチンをビルトイン。シートを前向きにすれば大人数でドライブを楽しめ、シートを対面にすればテーブルを囲んでくつろげるリビングスペースになります。

リアのオープンラックには、荷物を整理して収納できるコンテナ収納システムを完備。コンテナを車外に持ち出して専用のアイアン土台を使用すれば、アウトドアボックスやテーブルとしても活用できるそう。

ダイレクトカーズ

スタイルと機能性を両立したキャンピングカーで人気を博す「ダイレクトカーズ」のブースでは、多数のニューモデルがお披露目されました。なかでも注目なのが、「リトリート アニバーサリー」と「リトリート ミニチキ」の2台です。

リトリート アニバーサリー

「リトリート アニバーサリー」は、厚木店オープン記念モデルのハイエース・ワイドミドル版。レトロな角目のオリジナルフェイスが、都市部でもフィールドでも個性と存在感を発揮してくれます。山小屋風のウッディなインテリアは、まさに“男の秘密基地”!

リトリート ミニチキ

ハイゼットトラックをUSバン風のキュートなフォルムに仕上げた「リトリート ミニチキ」は、人気Youtuberチキチキバンバンさんとのコラボモデル。

丸目フェイスやレトロ調ポップアップルーフ、天然木を使ったインテリアなど、女子目線のオシャレなデザインでトータルコーディネートされています。

エートゥゼット

日本の道路事情に適したコンパクトなキャンピングカーにこだわる「エートゥゼット」の注目モデルは、ライトキャブコン「アレン・ハイLE」。小型商用車のボンゴトラックをベースにした、全長4640mm×全幅1880mmのコンパクトなキャブコン(※)です。

(※)キャブコンとは、キャブコンバージョンを略した名称。宅配便などの小口配送などに用いられる小型キャブオーバー型トラックのシャシーに、専用のボディを載せた形態のこと

最新モデルのLEは、エントランスをリアに配置することでレイアウトを一新。センターエリアにダイネット、リアエリアにマルチルームとキッチンを集約して、開放感あふれる室内空間を作り出しています。

インタリアコーディネーターMAKOさんによるカラーコーディネートも秀逸。コンパクトサイズで自由な旅を楽しめる、6人乗車・4人就寝のファミリーユースモデルです。

西尾張三菱自動車販売

ポップアップルーフの車中泊仕様車で人気を博す「西尾張三菱自動車販売」の「E:POP(イーポップ)」は、アウトドアフリークに人気のアウトランダーPHEVをベースにした、画期的なキャンピングカーです。

大容量のバッテリーを搭載しているため、エンジンをかけずに冷暖房を8時間稼働可能(フル充電時)。エンジンでの発電も組み合わせれば一般家庭の約12日分の電力を供給できるアウトランダーPHEVなので、車内のコンセントで炊飯器なども使用できますから、レジャーやクルマ旅以外に災害時にも活躍してくれます。

フロントにワークライトを装着したポップアップルーフをオープンすれば、ルーフ部分で大人2名が就寝可能。普段使いや走りも十分に楽しめ、週末レジャーまで便利に乗り回せる、次世代型キャンピングカーです。

バンレボ

ハイエースやミニバンの車中泊仕様車を豊富にラインナップする「バンレボ」。今回のショーの注目車両は、トヨタのミニバン ノアのXグレードがベースの「MR-X」です。

コネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオが標準装備されていないXグレードをあえてベース車両としている限定モデル。そこに7型カーナビやドラレコ、バックカメラ、ETC、リアフリップダウンモニターなどをパッケージング。メイン・サブバッテリーの切り替えスイッチがあるので、エンジン停止時でもナビ画面で映像を楽しめるのがポイントです。

純正シートを倒してマットをセットすれば、大人2名分のフルフラットベッドに早変わり。サブバッテリーや電子レンジ、170Wソーラー充電システムなど、電装品も充実しています。

ホワイトハウス

ミニバンやハイエースのポップアップルーフ仕様を多数ラインナップする「ホワイトハウス」。同社ブースの中で注目した1台は、6代目の新型ステップワゴンにポップアップルーフを装着した「デッキワン」です。

独自設計のポップアップルーフは、純正をモチーフにした違和感のないデザインが特徴。ルーフを閉めれば普通のミニバンとして使用でき、ルーフをオープンすれば開放的な車内空間を作り出すことができます。

フロントシートを回転させれば、テーブルを挟んで座れるリビングスペースに早変わり。リアにセットされたシンクやスライド式調理台も、アウトドア派にうれしい装備です。

ロータスRV販売

老舗キャンピングカービルダー「ロータスRV」から、ニューモデル「ekクルーズ・コモド」がデビューしました。

軽キャンパー「ekクルーズ」の内装レイアウトを踏襲しつつ、リチウムイオンサブバッテリーとDC12Vクーラーを標準化したのが最大のポイント! 電源システムを搭載するためリアシートは1名分(乗車定員3名)ですが、1人旅や2人旅には十分なスペースが確保されています。

純正リアシートを格納してマットを載せれば、大人2名が横になれる広々としたベッドスペースになり、リアの家具には電子レンジもビルトイン。コンパクトサイズの軽キャンパーでありながら、暑い夏でも快適に車中泊を楽しめる1台に仕上がっています。

トイファクトリー

ハイクオリティーなハイエースバンコンで人気を集める「トイファクトリー」のブースでは、フィアット・デュカトをベースにしたニューモデル4台がお披露目されました。注目は、欧州RVメーカー「ハイマー」の元メインデザイナーとコラボした「ダヴィンチ」と「オリジン」です。

欧州モーターホームを思わせるシックなインテリアの「ダヴィンチ」には、欧州シェア80%を誇るアグチ製シートが採用されています。本格的なキッチンやシャワー付きサニタリールーム、広大なリア常設ベッドなど、上質なクルマ旅をサポートする快適装備も満載です。

マルチルームを排して開放的な空間を生み出した「オリジン」は、温かみのあるアースカラーのコーディネートが特徴です。セカンド&サードシート(オプション)は、ワンタッチで脱着可能。シーンに合わせて、自由にレイアウトをアレンジすることができます。

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岩田 一成
筆者岩田 一成

キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。1971年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。8年間の出版社勤務を経て2003年3月に独立。同年4月より、編集工房「HOT MIND」代表として編集業務の請負を開始。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に様々なジャンルの雑誌・ムック製作に携わる。取材・インタビュー経験は3000件以上。座右の銘は「商人ではなく、常に最前線に立つ職人であれ!」記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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