これがキャンピングカーの最終形!? 夢のキャンパー“キャブコン”3選【ジャパンキャンピングカーショー2021】

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年々人気が増しているキャンピングカー。様々な車体の形状がある中で「キャブコン」というスタイルをご存じだろうか。丸みを帯びたユニークなスタリングで、見るからに広そうなキャブコンは、キャンピングカーにとことん快適さを求める本格派に愛される人気のジャンルだ。

街でもよく見かける1BOX型の商用バンをベースにする「バンコン」との違いとは。人気のキャブコンキャンパー3台をご紹介する。

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  1. “キャブコン”は圧倒的に広い室内空間が自慢
  2. 2つの個性を持つ「リバティ 52 DB & SP」[アネックス]
  3. 長旅をゆったり楽しむ最高峰ツアラー「TRIP2」[ダイレクトカーズ]
  4. ナローボディ+リヤダブルタイヤを備えるアンソニー[AtoZ]

“キャブコン”は圧倒的に広い室内空間が自慢

キャブコンとは、キャブコンバージョンを略した名称。宅配便などの小口配送などに用いられる小型キャブオーバー型トラックのシャシーに、専用のボディを載せた形態を指す。

その多くは、キャンピングカー用にシャシー(車台)を強化したキャブコン専用モデル「トヨタ カムロード」をベースに製造される。

1BOXバンをベースにしたキャンピングカー(バンコン)などに比べ、客室部は圧倒的に広く、独立した寝室空間も確保出来ることから、快適さを追求する本格派キャンパーたちに愛されているジャンルである。

今回は、そんなキャブコンの注目車種3モデルをご紹介していこう。

2つの個性を持つ「リバティ 52 DB & SP」[アネックス]

主にバンコンを得意とするキャンピングカーブランド「ANEEX(アネックス)」だが、キャブコンも展開している。それが今回ご紹介する「LIBERTY(リバティ) 52 DB & SP」だ。

ボディサイズは全長5230mm×全幅2040mm×全高2880mm。滑らかなフォルムのキャビンが特徴だ。

リバティ 52DBは就寝定員5名でファミリー向けで“ダイネット”(ダイニングスペース)と“バンクベッド”(2段ベッド)を備えるのに対し、52SPはダイネット(ダイニングルーム)を固定式とし、ダブルベッド(DB)を備える2人旅向けモデルという違いがある。

長旅をゆったり楽しむ最高峰ツアラー「TRIP2」[ダイレクトカーズ]

続いても、ハイエースをベースとしたバンコンを得意とするビルダー、ダイレクトカーズのモデルだ。同社が手がけたキャブコン「TRIP2」は、2021年2月にデビューしたばかりのニューモデル。長旅をゆったりと楽しむための最高峰ツアラー第二弾である。

TRIP2は、室内後方にセミダブルの常設2段ベッドを備える贅沢なモデル。温水シンクやガスコンロを一体化したダイニング、大容量冷蔵庫、電子レンジ、DCインバータークーラー、FFヒーター、32インチの大型テレビなど、クルマ旅にあると便利なアイテムはみな標準装備した。

また「HIパフォーマンス ハイブリッドシステム」にも注目したい。ダイレクトカーズが独自開発し、実用新案を取得した走行充電システムCTEKと4つのリチウムイオン電池、465Wのソーラーパネルとの組み合わせにより、長時間の電気使用が可能となっている。

ナローボディ+リヤダブルタイヤを備えるアンソニー[AtoZ]

アンソニーのボディサイズは全長4980mm×全幅1910mm、全高2850mm(2WD)。カムロードベースのキャブコン キャンピングカーの中ではダントツに車幅が細く、都市部でも使いやすいサイズとなっている。しかも安定感抜群のリヤダブルタイヤ仕様も大きな売りだ(4WD・ディーゼルモデル除く)。

室内レイアウトは利用シーンに応じた3種類からチョイス可能。リアエントランスのアンソニーLE、大型リヤハッチと広いリアカーゴスペースを備えるアンソニーSPENDが用意される。

さらに室内色や建具、壁紙の組み合わせも、インテリアコーディネーターがチョイスする「橙香」(春秋をイメージ)「朱夏」(夏)「銀花」(冬)の3タイプから選択可能。自宅をデザインするかのようにオーダーメイド出来るのもアンソニーならではの魅力となっている。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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