新車超えは当たり前!? 中古車価格が高騰した旧車3選

  • 筆者: MOTA編集部
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かつて販売していた車には、何らかの理由で価格が高騰するモデルがあります。中には、新車販売価格の2倍以上にまで跳ね上がる車種まであるほど。今回は、そんな新車時の販売価格よりも値段が高くなったプレミア価格のモデルを3車種ご紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 日産の代名詞!名機RB26を搭載するスカイラインGT-R(R32型)
  2. 使命は“目的地まで確実に到着すること” ランドクルーザー(60系)
  3. 「あぶない刑事」で人気急上昇!日産 2代目レパード(F31型)

日産の代名詞!名機RB26を搭載するスカイラインGT-R(R32型)

1989年に登場したスカイラインGT-R(R32型)は、日産の名機「RB26DETT型」エンジンを搭載。また、四輪駆動システム「ATTESA E-TS」、四輪操舵システム「Super HICAS」といった、当時としては最新鋭のシステムを満載したハイテクマシンでした。

グレードは、ベーシックな「GT-R」、走行性能を高めた「Vスペック」、全日本ツーリングカー選手権グループAのホモロゲーションモデルで500台限定の「GT-R NISMO」などを展開。公道での速さはもちろん、全日本ツーリングカー選手権(JTC)では、4シーズン全29戦で29勝という圧倒的な強さを誇りました。

扱いやすいサイズと軽量なボディが人気の秘訣

スカイラインGT-R(R32型)は、RB26型エンジンを搭載するスカイラインGT-Rの中で、最もコンパクトなボディサイズ、1500kgを下回る車両重量により、ピュアなスポーツドライビングを実現。

1989年の新車販売価格は、ベーシックグレードの「GT-R」で445万円。一方、2020年11月現在の中古車価格は、306.4万円~1699万円(応相談含む)です。その差は最大1254万円で、新車販売価格の約3.5倍まで価格が上昇しています。

日産 スカイラインGT-R(R32型)の中古車相場

■中古車掲載台数:62台

■中古車相場:306.4万円~1699万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月25日時点のデータ

使命は“目的地まで確実に到着すること” ランドクルーザー(60系)

トヨタ ランドクルーザー60系は、1980年に発売を開始した55系の後継車種です。独立フェンダーのスタイルからステーションワゴンタイプに外観を一新し、日本国内ではバン(貨物車)のみの販売でした。

インテリアは、フロントシートをベンチシートからセパレートタイプにし、乗車定員が6名から5名に変更。エンジンは、4.2リッターのガソリンと3.4リッターディーゼルを用意し、エアコン、パワーステアリング、ファブリックシートなどを装備したことから、個人のユーザーにも支持されました。

レトロなスタイリングが人気の秘訣

トヨタ ランドクルーザー60系は、直線基調のボディに、丸型または角型ヘッドライトが与えられ、縦型の四角いリアコンビライトを装備し、現在ではそのレトロなスタイリングが人気となっています。加えて、世界各国の過酷な道でも通用するポテンシャルを持つランドクルーザーは、その耐久性や走破性が高く評価されているため、中古車価格が下がりにくいのです。

1987年「4.0 VX ハイルーフディーゼルターボ」の新車販売価格は316.1万円。2020年11月現在の中古車価格は135万円~428万円(応相談含む)で、程度の良い中古車となると新車価格を100万円以上上回る価格で取引されています。

トヨタ ランドクルーザー(60系)の中古車相場

■中古車掲載台数:48台

■中古車相場:135万円~428万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月25日時点のデータ

「あぶない刑事」で人気急上昇!日産 2代目レパード(F31型)

1986年に販売を開始した2代目F31レパードは、当時ライバル関係にあったパーソナルクーペのトヨタ ソアラを意識したモデルで、2ドアクーペのみを設定していました。大人気のTVドラマ「あぶない刑事」の覆面車として横浜の街を縦横無尽に走っていた姿を覚えているかたも多いのではないでしょうか。

2代目レパードの上級グレードには、「スーパーソニックサスペンション」や「パートナーコンフォートシート」など、上質な走りや室内空間を提供する装備が与えられていました。

あぶ刑事の効果と販売台数の少なさにより高値になった

2代目F31レパードは、当時スペシャリティクーペの代表車種トヨタ ソアラや、シーマやセフィーロといった同じ日産の人気車種の陰に隠れ、あまり販売は振るいませんでした。しかし、あぶない刑事に登場すると知名度は上昇。

現在は、販売台数の少なさもあって、ドラマで登場したのと同じゴールドツートンの前期型アルティマや、ダークブルーツートンの後期型アルティマツインカムターボは、中古車市場で当時のソアラよりも高値で推移しています。

販売当時の新車価格は、上級グレードの「アルティマ」が約422万円で、2020年11月現在の中古車価格は139.9万円~756万円(応相談含む)。30年程前に生産されていたことを考えれば、最安値の139万円でも相当な価格ですが、状態の良い個体ともなると、新車価格のほぼ2倍近くに跳ね上がり、その人気の高さが伺えます。

日産 2代目レパード(F31型)の中古車相場

■中古車掲載台数:26台

■中古車相場:139.9万円~756万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月25日時点のデータ

日産/スカイラインGT-R
日産 スカイラインGT-Rカタログを見る
新車価格:
555.3万円693万円
中古価格:
418万円7,730万円
トヨタ/ランドクルーザー60
トヨタ ランドクルーザー60カタログを見る
新車価格:
215.5万円367.5万円
中古価格:
170万円892万円
日産/レパード
日産 レパードカタログを見る
新車価格:
304.7万円552.2万円
中古価格:
55万円1,430.9万円

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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