スポーツセダン最後の砦、レクサス ISが大幅刷新!【みんなの声を聞いてみた】

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レクサスのスポーツセダンであるISが、内外装だけでなく走りの根幹に関わる骨格に至るまでフルモデルチェンジに匹敵するビックマイナーチェンジを発表した。現行モデルである3代目では4年ぶり2回目となるマイナーチェンジだ。果たして、車ファン、一般ユーザー、購入検討者などはどう捉えたのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

目次[開く][閉じる]
  1. アグレッシブな4ドアクーペのようなデザインへ進化
  2. SNS上でのみんなの声は?
  3. 縮小傾向のセダン市場に、明るい話題は届けられるのか

アグレッシブな4ドアクーペのようなデザインへ進化

今回、新型ISは外観を大幅に刷新。「Agile(俊敏)& Provocative(挑発的)」をデザインコンセプトとし、ワイド&ローなスタンスとシャープなキャラクターラインによりアグレッシブなデザインとなり、低重心で4ドアクーペのようなプロポーションを実現している。

F SPORTには、前後異サイズ19インチホイールを専用設定し、スタビライザー、EPSなどを専用チューニング。さらに、ショックアブソーバーの減衰力を最適に制御するNAVI・AI-AVSを標準装備し、状況に応じて優れた乗り心地と走行安定性を両立した。

また、F SPORTおよびFモデルに採用されている専用のFメッシュデザインのスピンドルグリルを採用。グリルロア部のエアインテーク、サイドにロッカーモールフィン、リヤスポイラーとリヤバンパーロアガーニッシュを配し、ピアノブラック塗装のカラーリングで統一することで、“F SPORT”の精悍さを表現する。

さらに、新型ISは走行性能も鍛え上げられている。

サイドラジエーターサポートの補強、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化などによりボディ剛性が向上。ハンドル操作に対するレスポンスなど運動性能も高めるとともに、ノイズや振動を徹底的に排除し乗り心地を向上させ、減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求している。

先進安全装備も拡充され「Lexus Safety System +」は、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大。交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能となった。

その他「レーダークルーズコントロール」「レーントレーシングアシスト」「オートマチックハイビーム」「ロードサインアシスト」「ドライバー異常時停車支援システム」なども導入されている。

新型ISの価格は480万円~650万円(税込)。

SNS上でのみんなの声は?

そんな新型ISについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

今回、大幅に刷新された外観については「素直にカッコいいと思う」「最初からこのデザインだったらもっと売れてた」「エンジン、シャシーとも古い設計だが、デザインに関しては本当に良くなったと思う」と、概ね好評なイメージ。

その反面「外はカッコ良いが、車内の古さがどうにもごまかせない」「カッコいいデザインだと思うけど、大きく変わったのはその見た目だけ。最新の先進装備が何一つない」「価格の割に格下のハイブリッド達とさほど変化がない。速いのかと思えばそうでもなく、燃費もそんな良いわけでもない」と、内装や装備の部分で根本的な古さを指摘する声も一定数見受けられた。

それでも「このご時世、希少なスポーティFRセダン。生産が継続されて有難い」「年末から年明け頃に納車予定。以前よりもかなりしっとりしており楽しみ」と、今回のビックマイナーチェンジを好意的に捉え、実際に購入検討中、または現在納車待ちの状態という声も確かに存在した。

縮小傾向のセダン市場に、明るい話題は届けられるのか

今や、貴重なスポーツセダンであるレクサス IS。円熟味を増す中、今回の大幅刷新では各所に新鮮味をもたせた。さらには新型ISの発売とあわせて、TRDとモデリスタからスポーティグレードのIS F SPORTに向けたカスタマイズパーツ「F SPORT PARTS」を発売するなど、気合の攻勢をのぞかせている。

縮小傾向のセダン市場に、明るい話題は届けられるのか。今後も注意深く見守っていきたい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

レクサス/IS
レクサス ISカタログを見る
新車価格:
481万円900万円
中古価格:
45万円1,139万円

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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