いかついカスタムは職質されがち！？ VIPカーカスタムが流行したトヨタの90年代セダン3選
- 筆者： MOTA編集部
シャコタン・ツライチは当たり前、さらにエアロやネガキャンなど、高級車をド派手にするカスタムするVIPカー。90年代のトヨタのセダンにはVIPカーに最適なモデルが多く揃い、カスタムが行きすぎると職務質問(職質)されたり、通称"無料車検"と呼ばれる改造車の取り締まり(街頭検査)を受けるなんてことも…。今回は、そんな職務質問されやすいトヨタのセダン3車種ご紹介します。
キープコンセプトで各部をブラッシュアップした2代目セルシオ
1994年のフルモデルチェンジによって2代目となったトヨタ セルシオは、初代と同じように直線基調でハリのあるエレガントなスタイルを継承。ホイールベースを35mm延長し、リアシートの居住性を向上させています。
エンジンは初代から引き続きV型8気筒4.0リッターの1UZ-FE型を使用。大幅な改良により、軽量化と低振動化を実現しながら、先代と比較して出力を5馬力アップさせています。
シンプルだからこそカスタムの自由度が高い
2代目セルシオは、直線的なスタイルとシンプルなボディパネルで構成されているため、カスタムの自由度が高いという特徴があります。車高を落としてエアロパーツを装着し、インチアップしたホイールへ変更するだけでVIPカーらしいスタイリングへ変貌。加えて、ヘッドライトやフォグランプなどのバルブ（電球）を変え、テールライトまで変更をすれば、夜でも映えるVIPカーに仕立てることができます。
トヨタ 2代目セルシオの中古車相場
■中古車掲載台数：98台
■中古車相場：39.8万円～165万円（応相談含む）
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月23日時点のデータ
縦型テールになったクラウンの上級モデル2代目マジェスタ
1995年にデビューした2代目クラウンマジェスタは、初代よりもエッジの効いたスタイリングとなりました。フロントライトやグリルのサイズが拡大し、存在感と力強さを向上。リアは縦型のテールライトが採用され、シンプルながらシャープな印象へと変化しています。室内は、落ち着きのある上質な空間で、デジタルメーターとアナログメーターの2種類を設定していました。
マジェスタらしさを活かしたカスタムが流行
2代目クラウンマジェスタは、ローダウン、インチアップホイール、エアロパーツの装着など、マジェスタらしさを残したカスタムが流行しました。シャープなスタイリングと存在感ある表情は、ヤンチャさは残しつつも、どこか大人の落ち着きを持った風格あるVIPカーに仕上げることができます。
トヨタ 2代目クラウンマジェスタの中古車相場
■中古車掲載台数：16台
■中古車相場：39.9万円～104.9万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月23日時点のデータ
スポーツセダンの名に恥じない性能を秘めている6代目チェイサー
1996年に6代目へフルモデルチェンジしたチェイサーは、型式を100系へ進めました。ラグジュアリースポーツセダンのコンセプトを受け継ぎながら、洗練されたデザインや高い運動性能を身に付けています。
グレードはスポーツグレードにあたる「ツアラー」と、ラグジュアリーグレードの「アバンテ」をラインナップ。自主規制いっぱいの280馬力を発揮する、直列6気筒ターボを搭載しているグレードもあり、現在でもターボエンジンを搭載した「ツアラーV」は高い人気を維持しています。
「スポーツ」を際立たせるカスタムが流行
6代目チェイサーは、前後バンパーやホイール、マフラーの変更など、走行性能を高めるカスタムが流行。チェイサーはセダンでありながら、「ラグジュアリースポーツセダン」の「スポーツ」が際立っており、当時高級路線一辺倒のセダンとは一線を画す存在でした。そのため、VIPカー的なカスタムだけじゃなく、サーキット走行やドリフト走行など、走りそのものを楽しむようなカスタムも流行しました。
トヨタ 6代目チェイサーの中古車相場
■中古車掲載台数：105台
■中古車相場：39.5万円～368万円（応相談含む）
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月23日時点のデータ
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