ナウなヤングにバカウケ！？レトロかわいいパイクカーの元祖 日産 Be-1【MOTA写真館】
- 筆者： MOTA編集部
日産 Be-1は、1987年に発売された元祖パイクカー。1985年開催の東京モーターショーにコンセプトモデルとして出品され、丸型ヘッドライト、角のとれたボディパネルなど愛らしい姿が話題となった。さらに2年後にそのままの形で市販され、大きな反響を呼ぶことになる。
世界の自動車メーカーに影響を与えた日産 Be-1
東京モーターショーで多くの反響を得たレトロなコンセプトモデルは、1987年に台数限定で急遽市販された。
日産 マーチ（K10）をベースとして、それまで主流だった四角い近代工学デザインに反して丸を多様。当時の潮流に真っ向から逆らうようなデザインは話題を呼び、国内だけでなく海外メーカーにも影響を与えたと言われている。
また、その人気の高さから、オリジナルグッズが数多く展開され、東京青山にアンテナショップがオープンするなど、販売台数が限定された単一車種としては異例の盛り上がりを見せた。
丸型ってやっぱりかわいい
日産 Be-1のデザインコンセプトは「丸」。ヘッドライト、フェンダー、ボディパネル、メーター、エアコン吹き出し口、ドアハンドルなど、さまざまな部分に「丸」を基調としたデザインが取り入れられた。そのレトロ調のスタイルは、予想をはるかに超える人気となり、購入者を抽選によって選らばざるを得ないほど。欲しくても買えなかった購入希望者が多くいたことから、中古車市場で高額取引がされることがあったほどだ。
バブル真っ只中の自動車業界が、高級感や速さを追求していく中、あえて時代の流れに逆らったデザインでデビューした日産 Be-1は、2ドアセミノッチバックセダンと電動キャンバストップ仕様をリリース。予定の1万台をわずか1年足らずで達成し、生産を終えた。
スペックや価格
■全長×全幅×全高：3,635mm×1,580mm×1,395mm
■エンジン：直列4気筒 SOHC MA10S型 987cc（52馬力）
■ベースモデル：K10型 日産 マーチ
■トランスミッション：5速MT／3速AT
■ボディカラー
・パンプキンイエロー
・ハイドレインジアブルー
・トマトレッド
・オニオンホワイト
■ボディタイプ：2ドアセミノッチバックセダン／2ドアキャンバストップ仕様
■生産台数：1万台
■価格：129万3000円
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