サーブ 9-3スポーツエステート 海外試乗レポート(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:日本ゼネラルモーターズ
スポーティな走りが楽しめそうな予感
航空機メーカーをルーツに持つ特徴的なクルマ作りで知られるサーブは、ボルボと並ぶスウェーデンの自動車メーカーだ。生産台数は年間でも20万台以下と少なく、量産メーカーとしては世界でも最小規模のメーカーともいえるが、それだけにGMの傘下に入った今でもこだわりのあるクルマ作りが徹底されている。
現在のラインナップは大きく2モデルで、9-5と9-3の2種類。今回はサーブにとってのエントリーモデルである9-3にステーションワゴンのボディを持つスポーツエステートが追加設定された。日本では2003年1月に9-3のセダンが発表されているが、スポーツエステートはこの秋から国内でも販売される予定である。
サーブではかつて、極めて使い勝手の高いハッチバックタイプのボディを作っていたこともあって、あえてエステートを設定していない時期もあった。でも最近では幅広いユーザーニーズに対応するために、サーブらしい特徴を持つエステートを作るようになった。すでに市販されている上級モデルの9-5エステートで大容量と独特の使い勝手を実現していることなどはその典型だ。
サーブ9-3スポーツエステートはサーブとして初めてのミッドサイズエステートとなるクルマだ。日本ではミニバンが中心の自動車市場が形成されていてステーションワゴンの販売比率は低いが、ヨーロッパではさまざまなボディタイプが売れる中でエステートの販売比率も非常に高く、市場規模も年間25万台にまで拡大している。その市場の中心にサーブが投入するのが9-3スポーツエステートである。
今回はその9-3スポーツエステートに現地スウェーデンで試乗した。試乗コースはスウェーデン第二の都市であるイエテボリのランドベッター空港からサーブの本拠地であるトロールハッタンまでを往復するもの。郊外の空いた道や高速クルージングを中心にさまざまなシチュエーションのあるコースが設定されていた。
イエテボリにはスウェーデンのもうひとつの自動車メーカーであるボルボの本拠地があるため、この周辺では何度も試乗したことがあるが、サーブの本拠地のトロールハッタンに行くのは初めて。新しい9-3スポーツエステートに乗るのと合わせて、試乗の前から大いに期待が高まってくる。
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