サーブ 9-3X 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
日本における新生サーブが誕生。9-3Xも同時発表
輸入車総代理店のピーシーアイ株式会社(以下ピーシーアイ)は、スウェーデンの自動車ブランドSAAB社(以下サーブ)と、日本における販売を一手に引き受ける総輸入代理店契約を結び、今秋の9月1日よりサーブの販売営業を正式にスタートさせると発表した。
サーブ本体が、GMの傘下から離れたのは今年はじめ。
しかし日本における総輸入代理店は、引き続きGMアジアパシフィック社(以下GMAP)が、そのマーケティング及び販売営業の全責任を請け負っていたが、5ヶ月前のオランダのスパイカー・カーズ社によるサーブ社買収をきっかけに、GMAPに代わるサーブ総輸入元にピーシーアイが名乗りを挙げたというわけだ。
この日は同時に、サーブの新型モデルとなる9-3Xの発表も行われた。
9-3Xはサーブの4WD技術(XWD)を採用した、クロスオーバーSUV。ベースとなる9-3エステートよりも最低地上高を35mmリフトアップさせ、オールラウンドに使える走破性が特徴となる。
この9-3Xは2009年のジュネーブショーで、サーブの2010年新型モデルとして発表されており、サーブが作るクロカンスタイルのステーションワゴンとして注目が集まった。
エンジンは2.0リッター(4WD:210ps/300Nm)を用意。
トランスミッションはどちらも6速ATを搭載する。ちなみにハンドルは右ハンドルのみの輸入となる模様だ。
発表会見で、サーブAGのエイドリアン・ホールマーク氏は、「今年のはじめ、倒産の危機的状況下で7週間ほどサーブの営業、開発、生産と一切の活動を休止したときのことを思い出すと、とても憂鬱になる。しかしサーブは順調な資金調達でこうして再び立ち上がることができた」と述べ、再びサーブの可能性に掛ける意思を明らかにした。
サーブは、今年末に同社のフラッグシップモデルである新型9-5セダンを日本へ導入する予定で、来年には新型9-5エステート、さらに新型9-4Xも導入予定だという。販売に関しては、既存のサーブディーラーやVTホールディングスグループから選出された新規販売店などが行っていく方針で、これまでと同様、全国域でのディーラーサービスを展開していくということだ。
強烈な存在感で独特な雰囲気を醸し出すサーブ。
その個性的なデザインから、玄人好みのクルマとも謳われており、万人ウケは難しいとされているだけに、今後の新生サーブとしての日本での販売戦略に注目が集まる。
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