テスラ ロードスター 試乗レポート(3/4)

  • 筆者: 松田 秀士
  • カメラマン:オートックワン編集部
テスラ ロードスター 試乗レポート
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ミッドシップレイアウトによる高いトラクション性能

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248psというハイパワーモーターを搭載し、リチウムイオンバッテリーをたくさん搭載することによって航続距離はi-MiEVの160kmに対して実に390kmというから驚く。

そのリチウムイオンバッテリーは前述のように、小さなセルを6831個も積み、重さはバッテリーだけで450kgに達する。このバッテリーはモーターと共にドライバーの後方、後輪車軸の直前に搭載されている。

つまり、ベースのロータスエリーゼと同じミッドシップレイアウトを採用しているのだ。このため、発進時など後輪にかかる最大の瞬間重量は974kgと非常に大きく、それによって発生するトラクションはかなりのもので、発進時のホイールスピンはほとんどなく素晴らしい加速性能だ。

ちなみに0→100km/h加速はスーパーカー並みの3.9秒と報告されている。クルーズコントロールも搭載しオーディオなど快適装備もしっかりとしている。航続距離は約390kmと現在のEVとしては非常に長く、バッテリーの温度を管理するためフロントに冷却用のラジエーターを装備している。

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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

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