ルノー ルーテシア 特別仕様車「LUTECIA CLAIRE(ルーテシア クレール)」 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
今なお ”フランス”を感じさせてくれる貴重な存在「ルーテシア」
こういった国柄を反映させたブランドごとの個性が、最近は曖昧になったように思える。クルマが進化して、各車種とも優れた走行安定性、自然な操舵感、重厚感が伴う乗り心地を備えるようになった。また欧州車も日本車と同じく輸出やノックダウン生産が活発だから、商品がグローバル化したこともあるだろう。
それでもなお「やっぱりフランス車だよねぇ」と実感させられたのが、ルノー ルーテシアの特別仕様車「LUTECIA CLAIRE(ルーテシア クレール)」であった。
ルノー ルーテシアは、輸入車の区分ではBセグメントに属するコンパクトカー。全長は4095mm、全幅は少しワイドで1750mm、全高は1445mmと少し低い。同セグメントサイズの車種として、輸入車であれば「フォルクスワーゲン ポロ」や「プジョー 208」。日本車なら「ホンダ フィット」、「トヨタ ヴィッツ」、「日産 ノート」などが用意される。
特別仕様車「LUTECIA CLAIRE(ルーテシア クレール)」のお買い得感に注目
ルーテシアは、直列4気筒1.2リッターターボ、直列3気筒0.9リッター(897cc)ターボの2つのエンジンバリエーションを設定する(さらにスポーツモデル「ルーテシア ルノースポール」では1.6リッターターボも用意される)。1.2リッターターボには6速エフィシエントデュアルクラッチ、0.9リッターのターボには5速MTを組み合わせている。
試乗車のルーテシア クレールは特別仕様車。ルーテシア「インテンス」グレードをベースに、パノラミックルーフ(大きな開口部を持つ固定ガラスルーフ)を装着して、内外装にレッドの配色を施した。フロントグリル、サイドモール、アルミホイール、ハンドルなどにレッドが効果的に使われ、外観をオシャレに仕上げている。
価格にも注目したい。ベース車のルーテシア インテンスが244万8000円で、ルーテシア クレールが249万8000円だから、わずか5万円で前述の装備が加わる。通常、ガラスルーフは日本車でも10~15万円相当の装備だから、内外装のドレスアップも含めると割安だ。
[渡辺陽一郎さん、ふとパリに想いを馳せる・・・次ページへ続く]
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