ルノー ルーテシア 特別仕様車「LUTECIA CLAIRE(ルーテシア クレール)」 試乗レポート/渡辺陽一郎(3/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
スタート直後から実感出来る加速の余裕度
ルーテシア クレールが搭載するエンジンは、前述のように直列4気筒1.2リッターのターボ。最高出力は120馬力(4900回転)、最大トルクは19.4kg-m(2000回転)だから、ノーマルエンジンに置き換えると1.8~2リッターの数値になる。
車両重量は1210kgと少し重いが、低回転域で高いトルクを発揮するため、発進直後から加速力に余裕を感じる。最高出力の発生回転数は、マツダのクリーンディーゼル並みに低いが、吹き上がりの鈍さはあまり感じない。実用回転域の駆動力が高いために、高回転域まで回す必要もなく、2000~4000回転付近を使いながら快適に走行できる。
6速エフィシエントデュアルクラッチにも違和感はなく、通常はクラッチが繋がっているから速度の微調節もしやすい。
いつもの移動ツールにフランスの彩りを
このようにルーテシア クレールの運転感覚は、ボディサイズの割に上質だ。フォルクスワーゲンに当てはめると、ポロとゴルフの中間に位置するように感じた。
だからコンパクトな輸入車が好きで、数台のドイツ車を乗り継いだ後の選択肢にはピッタリだと思う。ドイツ車は良くできた移動のツールだが、ルーテシア クレールなら、見て、乗って、運転する楽しさを味わえる。手頃な価格で買える趣味性の強いクルマは意外に少ない。
海外を旅行するような気分に浸りながら、輸入車の世界で遊び回りたい。
[レポート:渡辺陽一郎]
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主要諸元
全長x全幅x全高:4095x1750x1445mm/ホイールベース:2600mm/車両重量:1210kg/乗車定員:5名/ステアリング位置:右/駆動方式:前輪駆動(FF)/エンジン種類:ターボチャージャー付 直列4気筒 DOHC 16V ガソリン直噴エンジン/総排気量:1197cc/最高出力:120ps(88kW)/4900rpm/最大トルク:19.4kg-m(190N・m)/2000rpm/トランスミッション:6速エフィシエント デュアルクラッチ/タイヤサイズ:205/45R17/メーカー希望小売価格:2,498,000円[消費税込み]/限定販売台数:100台
※専用装備:パノラミックルーフ(固定式)/インテリア:インテリアパックデザインルージュ ステアリング・エアコン送風口・ドアトリム/エクステリア:パックルックルージュ フロントグリル・サイドプロテクションモール・トランクリッド・ホイール
※ボディカラー:ブラングラシエ(白)/グリカシオペ M(グレー)
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